2018年9月の記事一覧

GL探究「ポピュリズムと多文化共生」講演会

平成30年9月13日(木)7限、千葉大学法政経学部の水島治郎教授をお招きして、「ポピュリズムの台頭と多文化共生ー混迷する現代世界を千葉から考えるー」という題でご講演いただきました。

現代政治におけるポピュリズム(グローバル化との関係性)、治水・利水から見たオランダと千葉県北総地域の比較(地域の発展と育まれた独自性の共通点)、千葉大学の学生と行っているまちづくり活動(地域から始まる多文化共生)などについてお話しいただきました。

この講演の中で、用いられたキーワード「Think globally,Act locally」は、SGHの課題研究にもつながる言葉です。
世界規模の課題を地域から見つめることで、解決への糸口が見つかるというお話でした。

質疑応答の際には、生徒から
①オランダの多様性・自由という気風はどのような歴史的背景から生まれたのか
②ポピュリズムとは良いものなのか
という質問が出ました。

この講演会をきっかけとして課題研究につながるものが見えてくるといいですね。

SGH海外研修(シンガポール派遣)事前指導

 9月4日(火) 本校にシンガポールからの留学生と東京大学の先生を講師としてお招きして、事前指導を実施しました。
 留学生の方にはシンガポールの3つのSpace (Urban Space, Cultural Space,Political Space)というタイトルで、シンガポールの多文化社会、政治、社会事情についてお話を伺いました。「シンガポールには文化背景が異なる人々がいるが、一緒に生活していくことで、距離が縮まっていく。」という日本とはかなり異なった、シンガポール社会についてのお話が印象的でした。
 本校生徒はSGH課題研究を発表し、それに対しても質問やコメントをいただきました。留学生の方からは日本人とは異なった視点からコメントをいただき、大変有意義な事前指導になりました。大学の先生からは詳細なコメントをいただき、大変参考になりました。
 シンガポールへの出発は来週12日です。この事前指導を通じて、生徒達はシンガポールに行くのがさらに楽しみになったようです。

GL探究「1分間スピーチ」

平成3094日(火)67限 第1学年普通科において、課題研究テーマを決めるための1分間スピーチ(個人発表)を行いました。千葉大学と東京大学の先生2名に御来校いただきテーマの決め方、研究の方向性や研究方法について助言をいただきました。今後は、テーマについて外国の事例を含めた先行事例やテーマを絞り込んで、研究グループを編成していきます。