SGH活動報告

SGH課題研究「途中経過の発表会」(1年生)

平成30年11月20日(火)6・7限に、課題研究に向けたグループ発表会を行いました。
1年生は、研究グループを作ってから、テーマを決め、研究方法等を考え、調査を始めていますが、今日までの過程を整理することを目的として、グループごとに研究について発表を行いました。短時間の発表ですが、スマートフォンを利用したり、グラフや図表等を用いたりする等の工夫をしていました。どのグループも研究目的、先行研究を意識した研究方法を語り、研究の方向を明確に示していました。聞き手の生徒は、疑問点や意見を付箋紙に書いて発表グループに渡しました。発表後はグループごとに付箋紙を整理し、今後の研究の課題を見つけたり、よりよい研究方法を考えたりしました。

SGH運営指導協議会(第2回)が開かれました。

平成30年11月20日(火)スパーグローバルハイスクール(SGH)運営指導協議会が開かれました。
SGH運営指導協議員の先生方3名と千葉県教育委員会の方2名が来校し、授業(GL探究)の様子を御覧になりました。その後、地域交流施設で協議会を行い、本校のSGH事業の進捗状況の報告を行うとともに先生方から御意見・御助言をいただきました。
協議会では、「9月の1分間スピーチと比較すると、今回の生徒の発表は、先行研究を意識している、具体的な計画を持っている、アイデアがある等大きな変化が見られた。」「指定1年目の3月のプレゼンより今日の発表の方がテーマ、目的、方法論がしっかりとできていた。」等の御意見をいただきました。また、「英語宿泊研修参加者と参加していない生徒の比較をするとよいのではないか。」「SSHとの関係づけをもっと深めるとよい。」等の御助言をいただきました。協議員の先生方ありがとうございました。
今後もSGH事業の質の向上に努めていきたいと思います。

「海外理解促進のための講演会」

2018年11月16日、4・5時間目に1年生全員を対象として「海外理解促進のための講演会」が行われました。

JICAの稲葉健一先生とディレクトフォース授業支援の会の遠藤恭一先生の2名の講師の方をお招きして、それぞれご講演をいただきました。

稲葉先生の「グローバル化と国際教育」のご講演は、ご自身がパラグアイで体験した青年海外協力隊としての活動を中心に、パラグアイでの生活、現地で感じたこと、支援を現地に根付かせるためにはといった内容のお話でした。

遠藤先生の「激変するグローバル化社会で皆さんが考えるべきこと」のご講演では、
遠藤先生の海外での実体験を踏まえながら、大きく変わっていく将来の社会で生活していくために必要な考え方や意識についてお話をいただきました。

生徒からの質疑応答では、「青年海外協力隊に派遣される国に条件はあるのか」、「旧来の伝統や価値観を維持していくことは本当に良いことなのか」といった質問が出ました。

GLアクティブ「筑波大学」

10月29日(月)にGLアクティブ「筑波大学」を実施しました。
本校普通科1年生が39名参加しました。
人文社会学系の毛利 亜紀先生より「東アジアの『逆説』-歴史認識問題の継続-」という題で模擬講義をしていただきました。
午後は中央図書館を見学しました。

東京大学研究室訪問

平成30年10月29日(月)東京大学の研究室を訪問しました。

本校生徒、2年生8名、1年生7名が参加しました。

プログラム内容

1 東京大学2年生の国際理解をテーマとしたプレゼンを聴き(すべて英語)、質疑応答(英語と日本語)。

2 本校生徒3組が課題研究プレゼンを実施。大学生から助言をいただく。
延べ16名の東大生が協力してくださり、たくさんのアドバイスをいただきました。


GLアクティブ「東京外国語大学」

平成30年10月29日(月)GLアクティブ「東京外国語大学」に18名(1年生14名、2年生4名)の生徒が参加しました。大学では、言語文化学部藤縄康弘教授による模擬講義「言語と文化 ー「ヒト」から「人」へー」を受講しました。藤縄教授の専門であるドイツ語に焦点を当て、言語修得の仮設や文化と言語の関係等の内容でした。講義後には自己の課題研究に関連づけた質問をしていました。その後、大学の特徴やカリキュラム、留学プログラムなどについて説明を受け、キャンパスも見学しました。生徒は外国の文化や言語について関心を高めるとともに、課題研究に結びつけながら考えを深めていました。

オーストラリア・シンガポール海外研修報告会

平成30年10月9日(火)6時間目にオーストリア・シンガポール海外研修の報告会を行いました。現地での体験の様子の報告や現地校で行った課題研究の発表を、主に英語で行いました。
オーストラリア研修組は、交流校ナンボークリスチャンカレッジについて、クイーンズランド大学で受講した講義の内容について報告したあと、交流校で行った課題研究に係るプレゼンテーションのうち、「世界あんこ化計画」「ゴミの分別をよりわかりやすく」について担当チームが発表しました。
シンガポール研修組は、国立博物館やクレアでの活動、交流校のセント ジョセフ インスティテューションについて報告したあと、交流校で行った課題研究に係るプレゼンテーション、「若者の投票率をあげよう」「空き家ホテル」「佐倉市と横芝光町の観光活性化」「落花生の殻の有効活用」について、それぞれ担当チームごとに発表を行いました。
発表に加え、現地の高校生から出された質問についても報告がありました。

英語宿泊研修

平成30年10月1日(月)から2泊3日で英語宿泊研修を行いました。参加者は第1学年希望者85名です。福島にあるブリティッシュヒルズで実施しました。ブリティッシュヒルズの先生方との英語で交流、英語によるテーブルマナーの学習、プレゼンテーションスキルを身に付けるための学習等の研修を行い、最終日に全員が英語によるプレゼンテーション(ポスター発表)を行いました。生徒は多様な価値観に触れるとともに、英語によるコミュニケーション能力、情報発信力を向上させることができました。

SGH課題研究「小学校での発表」

平成30年10月3日(水)「Dream of 点字ブロック」をテーマに課題研究に取り組んでいる2年生の研究グループが、佐倉市立内郷小学校を訪問し、点字ブロックについて発表を行いました。この発表は、小学生に点字ブロックについて理解してもらうとともに、社会にはさまざまな人がいて、配慮し合うことで共生社会が構築できることを理解してもらうことがねらいです。小学生にアイマスクをして点字ブロックを歩く体験等を取り入れ、点字ブロックの必要性や思いやりの心の大切さを伝えました。

GL探究「ポピュリズムと多文化共生」講演会

平成30年9月13日(木)7限、千葉大学法政経学部の水島治郎教授をお招きして、「ポピュリズムの台頭と多文化共生ー混迷する現代世界を千葉から考えるー」という題でご講演いただきました。

現代政治におけるポピュリズム(グローバル化との関係性)、治水・利水から見たオランダと千葉県北総地域の比較(地域の発展と育まれた独自性の共通点)、千葉大学の学生と行っているまちづくり活動(地域から始まる多文化共生)などについてお話しいただきました。

この講演の中で、用いられたキーワード「Think globally,Act locally」は、SGHの課題研究にもつながる言葉です。
世界規模の課題を地域から見つめることで、解決への糸口が見つかるというお話でした。

質疑応答の際には、生徒から
①オランダの多様性・自由という気風はどのような歴史的背景から生まれたのか
②ポピュリズムとは良いものなのか
という質問が出ました。

この講演会をきっかけとして課題研究につながるものが見えてくるといいですね。