SGH活動報告

THE FARM 観光・農業分野研修会

10月23日(土) 三菱みらい育成財団からの支援により「THE FARM観光・農業分野研修会」を開催しました。31名の生徒が千葉県香取市にある農業体験とグランピングを組み合わせた体験施設「THE FARM」を訪れました。午前中は様々なタイプの宿泊施設・アクティビティ・農業施設を見学し、観光の基礎知識を学びました。午後は観光の専門家の指導のもと、オリジナリティ溢れる旅行プランを作成しました。都市生活者が求める非日常を詰め込んだような施設で、生徒たちは豊かな発想力を磨きました。

5月課題研究報告

令和3年度の課題研究は順調に歩みを始めました。
全生徒が研究を行い、全生徒が2月の佐倉課題研究発表会で発表するスタイルは今年も同様です。
3学年は課題研究報告書の作成に取り組んでいます。
2学年は新しい研究班を作成し、今年の研究テーマを検討しています。
1学年はSDGsの視点からのガイダンスを積み重ね、社会の課題を探す活動をしています。今回掲載した写真は、KJ法による課題発見学習の様子です。
令和2年度をもちまして5年間のSGH事業は終了しましたが、今年度からは文科省のもとSGHネットワーク事業に参加し、積極的な外部交流を維持します。
本校の課題研究文化は生徒の間に根付いています。この貴重な文化を絶やさぬよう今年も挑戦を続けます。

Cecilien Gymnasium(ドイツ)とのオンライン交流会

 4月13日(火)15:50~16:35 ドイツの交流校、ツェツィリアン・ギムナジウムの生徒と本校の3年生10名がZoomによりオンライン交流しました。現地は午前8時50分、歴史の授業の中で、本校の3年生2組によるSGH課題研究発表(佐倉の観光、ヘルプマーク)をライブで聞いていただき、質問やコメントをもらいました。進行は国際交流委員が務めました。短い時間でしたが、ライブでお互いの顔を見ながら交流できるというのはやはり楽しいものです。コロナ禍に負けず、これからもこのような活動を通して、更に国際感覚を身に付けていきます。

探究甲子園出場 3/21

令和3年3月21日、本校2年生4名の課題研究班 HELP MARK チームが探究甲子園に参加しました。例年、兵庫県の関西学院大学で開催されていましたが、今回はオンラインで行われました。総勢40チームが予選を通過し、そのうち本校を含めた10チームが英語プレゼンテーション部門に参加しました。大会は、プレゼン10分・英語による質疑10分・グループ討議30分の充実した内容で、 HELP MARK チームは実力を十分に発揮することができました。

2021年度国際研究発表会(千葉大学主催)参加

令和2年2月14日(日)1年生のSGH課題研究2グループ7名がオンラインで行われた国際研究発表会に参加しました。2月8日から14日までアジア、ASEAN諸国の大学教員、学生、高校生も参加しての研究発表会において、5分のナレーション付きスライド発表を視聴してもらった後、オンライン参加者によるQ&Aが行われました

イギリス Hllyport College オンライン交流会

令和2年2月27日(土)イギリスの交流校ホリポート・カレッジの日本語クラブの生徒と佐倉高校1年生9名がGoogle Meetでのオンライン交流をしました。こちらは土曜日の19:00~20:00イギリスは朝10:00~11:00の時間帯に各自が家から参加しました。1月からショートビデオでメッセージを交換していましたが、今回初めてオンラインで顔を合わせることができました。

 ホリポートのGee先生がファシリテーターを務めてくださり、簡単な自己紹介やゲーム、付箋チャット機能を使った会話をしました。これからも定期的にこのようなオンラインミーティングを開く予定です。

佐倉高校課題研究発表会開催

2月5日(金)、佐倉課題研究発表会が開催されました。今年度の特徴は次の点です。
1.SSH・SGH合同開催
2.全22会場に分かれて、1・2学年の課題研究班160班が全班発表。
3.普通科はGoogleスライド発表、理数科はポスター発表
4.代表発表班のオンライン中継
5.質疑応答の当たり前化を目ざす進行
今まで様々な発表体験を積み重ねたことにより、皆堂々としたプレゼンテーションを
披露してくれました。

課題研究「学びの発表会」開催

1月26日(火)、1・2学年の普通科生徒による「学びの発表会」が開催されました。
今回はクラスの枠をなくし、初見の発表班同士が初めて会場で顔を合わせ、緊張感ある中で発表を経験するスタイルを設定しました。またプラスチックごみ問題、地域活性化、オンライン教育など共通性のあるテーマごとに発表会場を設けることにより、質疑の活発化が図れ、より多くの刺激と学びが得られることを期待しました。発表内容もプレゼン技術も改善点ばかりですが、佐倉高校生は着実に課題研究発表の経験値を積み上げています。

1年英語発表班最終仕上げ

1月19日(火)、県内のALTと外国人助言者に協力していただき、1年生英語発表班によるイベントを実施しました。本校では発表の使用言語は、日本語・英語の選択制にしており、1年生70の研究班のうち16班が英語発表に取り組んでいます。本校の近くに住む助言者は教室で、遠隔の方はオンラインでご協力願いました。英語でのやりとりに戸惑うことはありましたが、こうした経験すべてが成長の糧になります。

2学年課題研究クラス発表会開催

1月12日(火)、2学年普通科7クラスはクラス単位の発表会を開催しました。1年次はポスター発表形式、今回はプロジェクターを使ったスライド発表形式です。コロナ禍で様々な制限がある中でしたが、オンライン上でデータを班員間で共有し、発表の準備を進めてきました。この後、1月26日(火)の学年発表会、2月5日(金)の佐倉高校課題研究発表会に向けてブラッシュアップが続きます。

1学年課題研究クラス発表会開催

12月22日(火)、1学年普通科7クラスはクラス単位で発表会を開催しました。4人を標準とする70の研究班が初めて聴衆の前でプレゼンテーションをしました。本校の課題研究は研究テーマの制約はありません。よってニッチでユニークな発表がたくさん登場しました。もちろん研究の質もプレゼンの能力もまだまだです。これから1月下旬の学年発表会、2月上旬の佐倉高校課題研究発表会に向けてブラッシュアップが続きます。

SGH 2020全国高校生フォーラム開催

12月20日(日) 2020年度全国高校生フォーラム が開催されました。SGHなど国際交流を推進する高校による全国大会で、毎年、東京国際フォーラムで開催されていましたが、今年度はオンライン開催となりました。全国から30高校が参加し、本校からは2年生の島根くん、緒方くんが参加しました。参加校は事前にポスター発表動画(使用言語英語)を提出します。それを互いに視聴・検討したうえで、当日は英語による意見交換を行いました。
本校参加チームの要約を紹介します。
【Title】  Infectious Diseases and Climate Change 
【Outline】
 Though both infectious diseases and climate change are crises, the world is doing nothing to fundamentally solve them. So, we tried to find an underlying factor of these two crises because we knew that social issues are closely related to each other. After careful consideration, we’ve found that meat consumption is one of those. And we think that we need to change our daily diets. So, we made a poster that shows how meat consumption affects these crises and distributed them. In addition, we did a campaign “plant-based photo contest” to encourage taking actions and to share our idea.

夢の図書館ワークショップ

12月10日(木)、新しく建設される佐倉市図書館&複合施設の活用を巡るワークショップが本校で開催されました。佐倉市役所の主催のもと、千葉大学で建築学を学ぶ学生8名と本校生徒9名が、3つのグループに分かれ、話し合いと発表を行いました。高校生のアイデアが次々と生まれるよう、大学生が会話をリードし、付箋を使い整理していきました。「高校生の部活や課題研究を発表するスペース」「森や暖炉を眺めながらの読書スペース」「食をテーマに老若男女が集う空間」など、50枚を超えるアイデアが付箋にまとめられました。これらの提案は、今後、市役所や設計事務所の計画に活かされる予定です。また建築を学ぶ大学生との知的会話から、生徒たちは大いに刺激を受け、ワークショップ終了後も質問が途切れませんでした。

令和2年度 海外理解促進のための講演会

 1120()、1年生が、海外経験豊富なお二人の講師のお話を伺いました。稲葉健一氏(演題「グローバル化と国際協力」)は、青年海外協力隊員としてパラグアイでコミュニティー開発に携わった経験や、大学、会社勤めを経て青年海外協力隊に応募するまでの経緯を中心に話されました。現地での生活や地元の様々な立場の人とのコミュニケーションから、何が必要かを考え、伝え方を考え、小さな改善を積み重ねていくことの重要性や、「無い」からできないと諦めてはいけないことなどを話していただきました。遠藤恭一氏(演題「未来を切り拓く力とは-グローバルかとコロナ禍後の世界-」)は、人生100年時代、1つの会社や日本国内のみで働くことは益々少なくなっていくであろう時代、AIにはできない「次に何をするか、問題は何か」を探す力が問われる時代に向けてどう備えるかというお話でした。自ら意識してより広い世界を見ようとする姿勢や、「何を考えているのか、なぜそう思うのか」言葉で自己主張ができる習慣をつけること、少し雑でもよいから臆せず行動してみること等、大変刺激を受ける内容でした。講演後の質疑応答も活発に行われ、考えを深める機会となりました。

 また、この講演会に先立ち、1117()から在籍することになったスイスからの留学生が1年生に紹介されました。来年7月末まで滞在しますのでよろしくお願いします。

 

 

 

 

SGH講演会「世界についてのステレオタイプをどう克服するか」

10月27日(火)、東京外国語大学教授の青山弘之氏をお招きし、1年生を対象に「気付く・探る・考える」講演会を開催しました。「世界についてのステレオタイプをどう克服するか:西アジア・北アフリカ・中央アジア地域をめぐって」が演題でした。私たちは西アジアの未知な出来事を「イスラーム〇〇」とひとくくりにし、ステレオタイプを押しつけているのかもしれません。未知なもの、複雑なもの、理解が困難なものを、「イスラーム」というレッテルを貼り誤魔化してしまうのが、ステレオタイプの弊害です。既知のステレオタイプを多様なイスラームの人々に当てはめないこと、それが共存のコツです。情報が瞬時に駆け巡るグローバリズムの実態、世俗主義とはなんなのか、表現の自由とは、多文化共生とはなんなのか。考えを深める要素が満載の講演会でした。

こんなプレゼンテーションは嫌だ!

10月13日(火)、1年生の探究学習は、「こんなプレゼンテーションは嫌だ!」学習会を開催した。BADプレゼンテーションを実演したのは、本校ALTを中心とした職員たち。文字だらけのスライドや目がチカチカするようなスライドを使い、ノーアイコンタクトで、ぼそぼそ小声でしゃべり、聴衆を失望させた。その後は、生徒全体で改善点を議論し、発表してもらい、集会の最後には職員たちによる修正済GOODプレゼンテーションを披露した。

課題研究「献血を広めよう!」班プロジェクト

101日(木)、課題研究班「献血を広めよう!」が主催する献血イベントが、日本赤十字社千葉支社の協力のもと、本校で開催されました。班員5人は、1年次から献血をテーマに研究を続け、本年2月に日本赤十字社と連絡を取り合い、学校側に献血イベント開催の協力を求めてきました。近年、献血協力者は減少傾向にあり、かつコロナ禍にも襲われ、一時は開催が危ぶまれましたが、生徒たちはあきらめることなく計画を進め、開催に至りました。50人以上の生徒から献血希望の申し出があり、予定時間を大幅に超過して採血がおこなわれました。生徒は今後イベント内容や参加者の声を精査し、研究発表にまとめていきます。どのような内容になるか楽しみです。


「〇〇を考える会」と第2回SGH運営指導協議会

10月6日(火)、67限の2時間にわたって「〇〇を考える会」と題した「知的対話」イベントが開催されました。普通科1・2学年計14クラスを解体し、各学年が均等になるようにランダムに組み合わせ、ほとんど初対面同士の6人グループを編成しました。その中で2年生がファシリテーターとなって討議を回すという新たな試みです。テーマは、オリパラの開催やレジ袋有料化の是非、防災やSNSや政治意識、地域の課題やオンラインなど今年話題となった事象を切り口とし、対話を深めていく形をとりました。教員側の事前設定には反省すべき点が多々確認されましたが、ファシリテーターを務めた2年生の奮闘により、実りある「知的対話」が実現しました。アンケート結果の速報からも、こ日の一連のプロセスが、「思考力」「判断力」「表現力」の育成につながることが確認できました。
また同日には、SGH運営指導協議会が開催され、協議委員の先生方にICT・オンラインを中心とした今年度の取組を検証していただくとともに、この日のイベントを見学していただき、貴重なご意見を寄せていただきました。



佐倉市役所と佐倉を考えるワークショップ

10月1日(木)、佐倉市役所から3名の職員をお招きし、「佐倉を考えるワークショップ」が開催されました。今回のテーマは、「佐倉市の観光構想」「リノベーション街づくり」「佐倉市の諸課題」の3つです。全体会ではテーマに沿ったプレゼンテーションをしていただきました。その後は、少人数の分科会に分かれて90分にわたり意見交換を行いました。佐倉市が提案しているプランが目新しいものばかりで、生徒は大いに刺激を受けました。

第1回「気付く・探る・考える」講演会開催

9月29日(火)、「気付く・探る・考える」と題した探究学習講演会が行われた。探究の更なる普及を目指す今回は、中国現代事情を専門とする東京大学教授、阿古智子氏を迎え、「“探究”における自らのポジション:国際政治と中国報道を題材に考える」と題した講演会を開催した。現地に溶け込んだフィールドワーク・参与観察の重要性。その際、自分の立ち位置(ポジション)によって、見え方や相手の反応が変わる点。更には長年生活した香港情勢への思いなどを伝えていただいた。複雑な現代社会を読み取るには、まずは自分の立ち位置を自覚すること。社会情勢は自らのポジションの違いで、必ず異なった側面を映し出すこと。それを意識し、探究に臨むべきと、高校段階での課題研究ゴールを目指す本校2年生に、激励のメッセージを伝えていただいた。