2020年9月の記事一覧

第1回「気付く・探る・考える」講演会開催

9月29日(火)、「気付く・探る・考える」と題した探究学習講演会が行われた。探究の更なる普及を目指す今回は、中国現代事情を専門とする東京大学教授、阿古智子氏を迎え、「“探究”における自らのポジション:国際政治と中国報道を題材に考える」と題した講演会を開催した。現地に溶け込んだフィールドワーク・参与観察の重要性。その際、自分の立ち位置(ポジション)によって、見え方や相手の反応が変わる点。更には長年生活した香港情勢への思いなどを伝えていただいた。複雑な現代社会を読み取るには、まずは自分の立ち位置を自覚すること。社会情勢は自らのポジションの違いで、必ず異なった側面を映し出すこと。それを意識し、探究に臨むべきと、高校段階での課題研究ゴールを目指す本校2年生に、激励のメッセージを伝えていただいた。

明治大学学生とオンライン交流会

9月28日(月)、明治大学の学生とのオンライン交流会が開催された。今回は「若者の政治意識」をテーマとする2つの研究班から、大学生の政治意識を知りたいとの要望があり、明治大学から4名の学生さんの協力をいただいた。議論は多岐に及び、「大学生はどのくらい政治の話をするのか?」、「なぜ日本人は政治の話をしないのか?」、「リアルな政治の話を避ける学校教育が原因の一つでは?」、「若い世代が気軽に政治の話ができる空間を、若い世代自らがつくるべきでは?」、「オンライン投票の可能性」などについて討議した。今回は、テーマ・参加者を絞った形式で実施したことにより、濃密な意見交換が実現した。

SGH国内グローバル研修(英語オンライン研修)

9月26日(土)、27日(日)の2日間、1年生希望者12名がブリティッシュ・ヒルズの英語オンライン研修を受講しました。例年は、福島県のブリティッシュ・ヒルズに2泊3日の宿泊研修を行ない、英国生活の疑似体験やプレゼンテーションの技法などについて学んでいましたが、新型コロナウィルスの影響で、今回はオンラインでの研修となりました。2グループに分かれ、少人数で各時間の講師の先生方とのやりとりや授業を楽しみました。内容は以下のとおりです。
1日目:SDG's概要、Zero Hunger(飢餓撲滅)、Food & Energy(食べ物の在り方、再エネルギーについて)
2日目:Speech Practice(スピーチ発表練習)、Speech Skills(良いスピーチのコツ、各自の発表 Q&A)
2日目のスピーチでは、SDG's目標から、各自が選んだものについて「何が問題なのか」、「どうしたら少しでも解決に向かうのか」、「今できることは何か」などを発表しました。参加者はみんな1日目に習ったことや学校の授業で扱った内容、調べたデータや自分の考えを盛り込んでおり、声量やジェスチャー、アイコンタクトなどにも気を遣った良い発表ができました。












東京大学学生とオンライン交流会開催

22日(火)、東京大学学生との「知的対話」イベントが、オンラインで開催されました。本校からは、1・2学年の各クラス代表1名&生徒会役員の計17名が参加しました。東京大学からは3年(医学部)、3年(農学部)、2年(文Ⅰ)、2年(文Ⅱ)、1年(理Ⅰ)とバラエティーに富んだ5名の学生が参加しました。

前半は、本校生徒が各自1問ずつ、東大生に質問や悩みをぶつけ、助言をいただきました。

後半は、3グループに分かれ、「同調圧力」「オンライン」「判断基準」のテーマでディスカッションを行いました。2時間余の計画でしたが、会話が盛り上がり、3時間を超えるイベントとなりました。「知的対話」の楽しさを十分感じられる濃密な時間となりました。

千葉大学環境ISO学生委員会とオンライン交流

9月3日(木)、5日(土)の両日、本校1・2年生と千葉大学環境ISO学生委員会の皆さんとの間で、Zoomを使い、オンライン交流が実現しました。本校の参加生徒は環境問題とオンライン教育を研究テーマとする研究班8班で、節水や木材の有効利用、プラスチックゴミ削減や空き缶のポイ捨て解決、オンライン教育の高校・大学の比較などのテーマで発表を行い、大学生の皆さんから適格かつ建設的な助言をいただきました。また課題研究に取り掛かったばかりの1年生は、環境をテーマとする自由な討議をおこない、大きな刺激を得ることができました。