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SSH特別講座「気付く・探る・考える」

10月22日(火)6・7限に本校体育館でSSH特別講座「気付く・探る・考える」が開講されました。

 

この講座は普通科・理数科1年生全員を対象にして毎年実施されていて、今年度の講師は

  環境省 大臣官房秘書課 課長補佐 安藤 祐樹 さん

でした。

安藤祐樹さんは2014年に環境省へ入省し、本省での勤務や阿寒摩周国立公園での勤務、沖縄のやんばる地域での勤務を経験されています。

その経験を生かし、「環境省レンジャーのお仕事」というテーマで、フィールドワークのあり方や動植物との向き合い方について講演していただきました。

講演会には県立千葉中学校の教員や、千葉県総合教育センターの指導主事にも参加していただきました。

 

講演内容は大きく分けて、以下の4つでした。

・環境省の組織や仕事について

・阿寒湖自然保護官事務所での仕事について

・世界遺産について

・やんばる自然保護官事務所での仕事について

 

北海道や沖縄の写真をたくさん使ったスライドで、動植物をどうやって保護していくか、その地域の住民との関わりやどう連携をしていくかなど、おもしろい内容ばかりでした。

安藤祐樹さんは沖縄でやんばる国立公園の世界自然遺産の登録手続きに携わっていたこともあり、世界遺産に関する内容は特に生徒が興味を持って聴いていました。

質疑応答の時間には普通科・理数科問わず、多くの生徒から質問が出ました。

 

生徒アンケートの分析からは、講演会を通して、自分が住む地域や世界の一員として、何ができるか考えられる力が一番向上したという結果が得られました。

また、講演会以前は環境省の仕事内容について、デスクワークや会議が多そうという漠然としたイメージしか持っていなかったが、実はフィールドワークもたくさんあり、アクティブな仕事であると、イメージが一新されたようでした。