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SSH活動掲示板
サイエンスツアー
理数科1年生対象の10月に実施された国内サイエンスツアーは、初日は台風の影響で予定より集合時間を遅らせましたが、無事に研修場所である県立内浦山県民の森の宿泊施設に午後3時に到着しました。送迎等御協力くださった保護者の皆様、感謝いたします。
初日10月1日(月)の昼は、森林調査実習として、コドラ―トと呼ばれる植生調査を行い7m×7mの範囲に含まれる樹木の位置、高さ、太さ、種類、側面図等を記録しました。その後、森林調査のまとめを行い、夜には2日目に行う地学実習に向けた授業を受け、地層の傾斜等を調べる時に用いるクリノメーターの使い方を学びました。






10月2日(火)SSH国内サイエンスツアー2日目は、地学実習で露頭部分の地層を観察、クリノメーターを用いた地層面の傾斜角測定などを行いました。また、清澄寺では、天然記念物の清澄の大杉の樹高を班ごとに工夫しながら計測する実習も行いました。植物の葉を採取しながら、宿舎では葉などの情報から、図鑑を見ないで行う植物同定の実習も行いました。クスノキ科やブナ科等の主要な植物や、紛らわしい植物約20種類の見分け方を学び、植物を自分で同定できる喜びを教えてもらいました。教室では体験できない多くの実習を経験できています。






10月3日(水)国内サイエンスツアーの最終日です。本日の活動は、千葉大学海洋バイオシステム研究センターを見学した後、海岸で海洋生物の観察実習がありました。海岸での観察実習では、貝や魚、蟹の名前や、貝が危険を察知した際の行動、貝紫というアクキガイ科の巻貝の内臓を紫外線に当てた際の紫色の発色、を教わり、実際に紫になるのか実験をしました。また、地層の観察も行い、嵐があった後など、地層から何が分かるかを教えてもらいました。実習終了後、予定通りの電車に乗車し解散しました。2泊3日の国内サイエンスツアーは無事終了しました。





