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2018年11月の記事一覧
記念館公開日
今日11月24日(土)は年に一度の記念館の公開日です。記念館は、平成23年(2011年)のNHK朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」でも合格発表のシーンで使われるなど見る人に圧倒的な存在感と郷愁を感じさせてくれる魅力的な建物です。そして、長い歴史と伝統を刻むこの記念館は卒業生と在校生の誇りになっています。
せっかくですので、鹿山会(本校同窓会)の「佐倉高校の歴史と文化財」にある詳しい解説から一部引用・改編させていただいて記念館の紹介をさせていただきます。


「記念館は1910年(明治43年)、旧佐倉藩主堀田正倫(まさとも)公の寄付により県立佐倉中学校本館として建築された洋風木造校舎で、平成22年(2010年)には建築100周年を迎えました。」とあります。つまり、今年で108年を迎えたことになります。また、「本校は、明治32年(1898年)に県立に移管されましたが、藩校以来の校地・校舎(市内宮小路町)が手狭になったため、現校地への移転が決定しました。これに際して、堀田正倫公は、校地購入費用及び新校舎建築費4万2,000円を提供し、この資金により本館(現記念館)及び講堂が建築されました。建築工事は、明治42年(1909年)12月23日に地鎮祭、翌年2月5日に上棟式と順調に進み、4月28日に初めて授業が行われ、11月10日に新校舎で落成式が挙行されました。」とあります。まさに、現在の記念館についても堀田正倫公のご支援で校舎が建築されなければ存在しない訳です。本当にいくら感謝してもしきれない思いでいっぱいです。そして、明治、大正、昭和と多くの生徒に愛され、勉学に励んだ学び舎(現記念館)は、何度かの保存修復工事が実施されるなど今日まで大切に保存され、現在も現役で、校長室、事務室、保健室、生徒会室、会議室などに大事に使わせていただいています。なお、記念館は平成17年(2005年)7月12日に、文化庁の「国登録有形文化財」に登録指定されております。これからも、大切に保存していきたい思います。


スティック・スタイルでまとめた中央部分(左)、正面ポーチの透かし彫り(中)、ハンマー・ビームの妻飾り(右)





公開日状況(同窓生の方々が大変懐かしんでいらっしゃっいました。)


ご来館いただいた方々、本日はありがとうございました。
せっかくですので、鹿山会(本校同窓会)の「佐倉高校の歴史と文化財」にある詳しい解説から一部引用・改編させていただいて記念館の紹介をさせていただきます。














