
このところの暑さや東郷池のエアレーションの不足なのか、原因ははっきりとわかりませんが、池のバクテリアの環境が悪化しているようで、池の水面に油膜の模様ができています(写真)。ここでは、池の水の環境悪化とは別の視点で、この模様自体に視点を当ててみると、この油膜の模様ですが、「墨流し」と呼ばれる水面に落とした墨汁や顔料を吹き散らすとできる模様と原理は同じで、染物では「墨流し染め」の技法が日本では古くから使われています。数学では「アトラクター attractor」と呼ばれている分野で、ある力学系がそこに向かって時間発展をする集合を言います。水質問題とみるか
芸術の対象として見るか数学の対象と見るか、同じ物を見ても物の見方は多種多様ですね。