校長花ごよみ

平成30年度関東高等学校カヌー選手権選抜大会(その3)

morning16training161trainig162wk1c1wk2c2k2wk4c4k4closedgobackphoto0photo1今日は決勝です。朝6;00の段階では雨は止んでいます。このまま天候が持ってくれてれば良いコンディションで競技が行えると思います。生徒たちは、予定していた朝のトレーニングメニュウを元気に行っていました。(朝6:00段階)
お陰様で午前中、雨だけでなく風も無くて、とても良いコンディションのもとで競技を行うことができました。
決勝に進出した佐倉高校のすべての選手が入賞するとともに、高校別の総合成績でも男女とも総合2位となり、閉会式で表彰されました。これも菅澤先生、西山先生、宮代先生、加藤先生や引退した3年生と今まで頑張ってきた成果が結果として表れたのだと思います。本当におめでとうございます。各都県の素晴らしい選手たちとの競技を終えて解決すべき課題や目標ができて、またひと回り大きくなったのではないかと思います。菅澤先生、西山先生、選手の皆さん本当にお疲れ様でした。また、応援に来ていただいた保護者や家族の皆さんありがとうございました。

平成30年度関東高等学校カヌー選手権選抜大会(その2)

15morningc4wk4k2c1wk1今日は、大会初日です。精進湖では朝6:00の段階では天候は雨でした。午前中は、強い雨は降りませんでしたがかなり濡れる雨でした。午後からは雨が止む時もあり風が強くなかったことが幸いでした。また、何とか生徒たちの頑張りもあって本日の全日程を無事に終えることができました。これも山梨県カヌー協会の先生方や関東高体連カヌー専門部の各都県の先生方のおかげであるとこころより感謝いたします。また、応援に来てくださった保護者の皆様ありがとうございました。明日はすべての種目の決勝が行われます。佐倉高校も男子カヤックシングル以外のすべての種目で決勝に進出しました。本当に頑張ったと思います。
明日も、引き続き今まで頑張ってきた自分と仲間を信じて力を発揮してもらいたいと思います。

平成30年度関東高等学校カヌー選手権選抜大会(その1)

unpanbasemakefuji1training1training2trainig3平成30年度関東高等学校カヌー選手権選抜大会が山梨県南都留郡富士河口湖町精進湖カヌー競技場で明日15日、明後日16日と開催されます。本日は、その大会の準備と合わせて関東高体連カヌー専門部秋季委員長会議や監督会議が行われました。また、天候については、あいにくと雨模様に加えて気温が上がらず風が吹くと防寒着がないとつらい一日でした。そんな中、生徒たちは運んできたカヌーの積み下ろし、艇の点検、活動拠点となるテントの設営などきびきびと支度を整え、明日からの競技に備えて念入りにフォームの点検や湖水の状況など確認しつつ練習を行っていました。大変充実した練習が行えたのではないかと思います。晴れていれば雄大な富士山に見守られながらの練習となったのですが、残念ながらお姿を拝むことはできませんでした。(上段右の写真参照)
明日からの競技会が無事に行われ、参加する選手の皆さんが日ごろの練習の成果を存分に発揮できるよう祈念するとともに、選手の皆さんには競技を楽しんでもらいたいと思います。

皆で出来ることを探して行おう。

aki01aki02ここ数日の朝の通勤時間帯の気温が19℃近辺で、それ以前と比べると一気に10℃くらい下がり肌寒さを感じてます。温度変化が激しいだけでも体調を整えるのは苦労します。ましてや、災害に遭われた地方の方々は更に大変な思いをされているのではないかと危惧されます。北海道胆振東部地震が発生して一週間が経ちました。全国的に地震については、いつ起きてもおかしくないと言われ続けているなかで、多くの場合、いざという時の備えをしているおかげで被害が軽減できている訳ですが、それでも災害がある度に犠牲を伴うような新たな課題が出てきます。ですから、災害後の支援をどうするかがとても重要です。本日、JRC同好会の生徒たちが発案し、北海道胆振東部地震による被災地支援を目的とした義援金の募金活動を明日14日から20日までの平日の昼休みと帰りのHR終了後を使って実施することになりました。今自分が、社会に対して貢献できることを考え実行に移してくれたのだと思います。その実行力に敬意を表します。趣旨にご賛同いただければ支援へのご協力をお願いします。集めた義援金は日本赤十字社を通して全額を被災地に寄付する予定です。(写真は一部色づき始めた木々の様子です。)

防災訓練に思うこと

本日、防災訓練がありました。天候が心配されましたが、無事に訓練を行うことができました。普段何気なく歩いている廊下や階段の長さ・幅・傾斜・障害物の有無、授業を受けている教室や校舎の配置や壁や窓の位置、そして自分が活動している場所で普段はいつごろ何をしているかなど、いざ何か起こった時にはどのようなことに気を付け一人ひとりが行動したら学校全体が安全に命を守る活動ができるのか。防災訓練は、平常時には意識せずに生活している場を今一度点検し命を守るための正しい行動がとれるように見直す良い機会です。訓練だからこそ、その意味や意義を理解した主体的な参加が求められます。自助・共助・公助といいますが、最近地震・台風だけでなく局地的に起こる豪雨や強風など自然災害が大変多く発生しています。最初の3秒、30秒、3分・・時間の経過に合わせ周りの環境が急変するなか、自らの命を守る行動とともに、周りの人々と協力して更なる安全確保へ向けて何ができるのか日ごろから想像力を発揮して考え、できる限り多くの人々との協力関係を築いて十分な準備をしておくことが今まで以上に重要となっています。
人は決してひとりでは生きてない。多くの人々との協力のなかで生きている。防災訓練は家族・先生・友人・知人等自分に関わる多くの方々への感謝を忘れない日にもして欲しいと思います。

閑話 その9 フィボナッチ数列と黄金比 

フィボナッチ数列{1,1,2,3,5,8,13,21,34・・・}と黄金比 Φ には、いろいろな関係がありそうです。
フィボナッチ数列 { Fn } の定義式は F1=1、F2=2、 Fn= Fn-1 + Fn-2  (n≧3)(以下、この関係式を漸化式とよぶ。)でした。定義式からフィボナッチ数列の各項はすべて整数であることは明らかですね。このとき、n番目の数をいちいち足していかなくても求められると便利ですよね。つまり第n項を直接求められる式がほしいわけです。数学では、数列の隣接3項間漸化式から一般項を求める問題を解いた人にはお馴染みですが、ちょっと考えてみましょう。
フィボナッチ数列の漸化式 Fn Fn-1 + Fn-2 ・・・①に準じて rn = rn-1 + rn-2 ・・・②を満たす(ゼロでない)r の累乗 rn の数列が存在するか調べてみましょう。②の両辺を rn-2 で割ると、 r = r + 1 つまり  r - r - 1 = 0

$$r=\frac{1+\sqrt{5 } }{2},\frac{1-\sqrt{5 } }{2}$$ ここで、閑話その6の表記を使って $$\phi=\frac{1+\sqrt{5 } }{2},\phi'=\frac{1-\sqrt{5 } }{2}$$

とすると r = Φ または r = Φ’ のとき、累乗 rn はフィボナッチ数列の漸化式①を満たすということです。このことから、
問1 A と B を定数とするとき、任意の数列 Kn = A Φ+B Φ’ ・・・③も①の漸化式を満たしていることを確かめてください。
問2 ここで K1K2 を 1として、A と B を求めてください。

以上のことと、$$\sqr{5}=\phi-\phi'$$ を使うと、フィボナッチ数列の一般項 Fn は、

$$F_n=\frac{\phi^n-\phi'^n}{\phi-\phi'}=\frac{1}{\sqr{5 } }\left[\left(\frac{1+\sqr{5 } }{2}\right)^n-\left(\frac{1-\sqr{5 } }{2}\right)^n\right]$$  ・・・④


となります。この④の式からはフィボナッチ数列の各項が、整数になるようには見えませんね。
問3 ④の式で最初の何項か実際に(工夫して)計算してみましょう。(その6の復習)

県立移管120周年記念に向けて

7月28日(土)に台風が接近するなか、午前中に鹿山会役員会が、午後に120周年記念事業実行委員会の会議が行われました。どちらも、大きな議題は120周年記念事業に関しての情報共有と取り組み状況の確認(特に来年11月9日に行われる記念式典や記念誌発行について現在までの準備状況など)を中心に課題の洗い出しとそれらへの対応方法等について話し合われました。120周年記念事業は、学校にとって大きな節目となるとても大切な事業です。これから準備について本格的に動きだすこととなりますので、PTA・鹿山会の皆様には、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

オーストラリア派遣

aus1aus2昨日、成田空港にオーストラリアでのSGH海外研修に参加する生徒諸君のお見送りに行ってきました。この研修では20名の生徒を坂本先生と内山先生が引率をしてくださります。
お見送りにいらしゃったご家族や野村教頭先生が見守るなか、チェックイン前のセレモニーでは、NAA(成田国際空港株式会社)でご勤務されている本校OBの方々からも激励のお言葉をいただきました。
生徒はNambour Christian College での研修を中心にホームスティをしながら現地の方々との交流を深めます。そのなかで、いろいろな見方、考え方や価値観に触れることでオーストラリアでSGHの課題研究も深めてまいります。研修が生徒一人一人にとって有意義なものとなり、ひと回り大きく成長して元気に帰ってくることを期待します。

生徒会役員任命式・壮行会

sokokai1sokokai2今日は、本日から任期開始となる新生徒会執行部役員の任命式と、この夏の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の岐阜県で開催されるカヌー競技や第42回全国高等学校総合文化祭の将棋や工芸に千葉県の代表として出場・参加出展する生徒の諸君への壮行会が行われました。壮行会では、新生徒会の増田会長から激励の言葉が贈られました。その後、野球応援でも千葉県一の応援をしてくれたラグビー部を中心とする応援委員会からエールと応援歌が贈られました。猛暑続きであったため、先生・生徒の皆さんの協力で時間は15分間とテンポよくコンパクトに行われ大変心のこもった良い会だったと思います。皆さんの健闘を祈ります。

閑話 黄金比とフィボナッチ数列 その8

前回お話しした数列は、初項と第2項が与えれれていて第3項以降の各項は前の2項の和になっている数列でした。
ここで、初項と第2項を1とした数列{1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233・・・}はフィボナッチ数列として有名です。

・黄金比とフィボナッチ数列との関係を見てみよう。

黄金比 Φ の連分数による表現
$$\phi=1+\frac{1}{1+\frac{1}{1+\frac{1}{1+\frac{1}{1+\cdots}$$  
を使って Φ の逐次近似値(連分数を途中で切りながら)を計算してみましょう。

1=1
$$1+\frac{1}{1}=\frac{2}{1}$$
$$1+\frac{1}{1+1}=1+\frac{1}{2}=\frac{3}{2}$$
$$1+\frac{1}{1+\frac{1}{1+1 } }=1+\frac{1}{\frac{3}{2 } }=\frac{5}{3}$$
$$1+\frac{1}{1+\frac{1}{1+\frac{1}{1+1 } } }=1+\frac{1}{\frac{5}{3 } }=\frac{8}{5}$$
$$1+\frac{1}{1+\frac{1}{1+\frac{1}{1+\frac{1}{1+1 } } } }=1+\frac{1}{\frac{8}{5 } }=\frac{13}{8}$$

問 上記の黄金比に至る逐次近似値とフィボナッチ数列の連続する各項の比との関連性について考察してください。

SGH運営指導委員会

sgh本校の地域交流施設でSGH運営指導委員会が行われました。今年度文部科学省で行われる中間評価に関係して本校で作成したSGH事業の自己評価表に基づいて昨年度までの実施状況や今年度の実施計画や取り組み状況についてご説明し、そのつど、委員の皆さんから、ご指導ご助言をいただくとともにご提案をいただきました。委員の先生方からはSGHの取り組みを見ていて、生徒が1年間であるいは、経年で成長していく姿が見られることが評価されました。結果だけでなく学びのプロセスも個人個人でしっかりと評価することで、自己の課題や進歩を把握しながら学びを進めていけるよう今後も進めていきたいと思います。「日本の歴史・伝統・文化を踏まえて多文化共生社会を構築するグローバルリーダー」の育成を目指して今後とも全校体制で取り組んでまいります。

チバニアンって何だろう?

actv1actv2actv3actv4本日は、佐倉アクティブ講座に茨城大学理学部地球環境科学領域教授の岡田誠先生にお越しいただいて講義を受けることができました。
皆さんよくご存知のように岡田誠教授は、地球の地質年代で更新世のうち、約77万年から12万6千年前の年代名称を「チバニアン」と名づけ、その基準地として千葉県市原市の地層を国際地質科学連合に申請したことで脚光を浴びた研究グループの中心的な役割を果たしている先生です。
先生からは、地層面にある生物の化石や宇宙塵、風成塵、花粉粒、大気起源の放射性核種などからは地球環境について何がどのようにわかるのか。
地層面は、ある瞬間の世界が二次元に凝縮された世界になっているので、地層からは時間を読み解くことができること。
δ18O の酸素の安定同位体の元素比から気候変動を解析する方法など、現代を紐解くため過去の状況を学ぶことの方法やおもしろさと大切さを教えていただきました。
先生には講演後の生徒からの熱心な質問にも丁寧にお答えしていただきました。岡田先生ありがとうございました。

野球部の皆さん感動をありがとう!!

junbi2junbi1hajime1hajime2koukiplayballouen1ouen2ouen3ouen4alekotoba今日9:10よりZOZOマリンスタジアムで市立習志野高校との試合が行われました。選手の皆さんはこの猛暑のなか、集中力を切らさず本当にすばらしいプレーを続けてくれました。また、本校の応援委員会、吹奏楽部、先生、生徒、保護者の皆様による大応援団は気持ちが一体となり、最後まで勝利を信じて応援を続けることができました。何よりもこんなに気持ちよく応援ができる環境を作り出せるすばらしい人たちと一緒に応援できたことがとてもうれしかったです。
試合の結果は、習志野高校には一歩及ばなかったものの、この経験から多くのことを学ぶことができ、次のステップへ進むことができると思います。
この試合で野球部も応援団から力をもらったと思いますが、野球部が見せてくれた頑張りから応援団も多くの感動と喜びをいただきました。野球部の生徒の諸君、堀内先生、藤井先生本当にありがとうございました。また、応援してくださった皆様本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

佐倉学特別講演会

佐倉市教育委員会の佐倉学特別講演会が本日15:00から佐倉市中央公民館でおこなわれ、生徒とともに参加させていただきました。今回の講演の講師は、2015年ノーベル生理学・医学賞を受賞された北里大学特別栄誉教授の大村智先生でした。「私の歩んできた道」というテーマでご講演をいただきました。先生は、天然物有機化学の世界的権威でいらっしゃいます。今までに、500種の新規化合物を発見し、26種は、医薬、動物薬、農業用薬剤などとして世界中で使われているそうです。なかでも、抗寄生虫薬イベルメクチンは熱帯病のオンコルセカ症やリンパ系フィラリア症の予防・治療薬として、また、沖縄地方に多く罹患者のいる糞線虫症や今まで良い治療法の無かった疥癬の治療薬として使われており、年間3億人の方が救われているそうです。先生は幼いころより、おばあさまから「人のためになることをやりなさい」と教育を受けて育ってきたそうです。このことが先生の人生感の根底にあり、研究においても世の役に立つ天然有機化合物の発見を目指して独創的な研究を推進してこられました。研究者として早い段階から海外を意識して論文を書かれるなど、ご本人の弛まぬ努力が常に良き人との出会いにつながり先生を成長させてくれたそうです。そして、先生自身も人材育成を大切にしながら研究を進めてこられたそうです。その先生が、道元禅師の「正師を得ざれば学ばざるに如かず」という言葉や教師であった先生のお母様の日記帳に書かれた言葉「教師の資格は自分自身が絶えず進歩していること」や、先生ご自身が好きな言葉として「実践躬行」(じっせんきゅうこう 理論や信条をそのとおり自分自身で実際に行う)を大切にされていたことが教師としての私にはとても印象的でした。先生のお話は多くの示唆が含まれていながら大変わかりやすく、かつユーモアに富んだお話でアッという間に講演時間が過ぎてしまいました。今日参加した生徒たちも多くのことを得られたのではないでしょうか。先生ありがとうございます。また、このような貴重な機会を与えてくださった佐倉市教育委員会へあらためて感謝申し上げます。

野球応援No.1

allkaisiouen1dankiouen1ouen2ouen3koukascoreorei本日7月13日9:00から青葉の森公園野球場で、本校野球部の初戦が行われました。対戦相手は、県立四街道北高等学校でした。佐倉高校の先攻で始まりました。5回表に3点先取しましたが、その裏に1点返され、6回裏には2点取られ追いつかれました。7回表に1点取ってリードしたまま9回裏を迎えましが、ここで再度追いつかれてしまいました。延長に入ってすぐの10回表に2点取って勝ち越しその裏は0点で抑えて勝利をつかむことができました。野球部の皆さんおめでとうございます。また、応援に駆け付けていただいた保護者の皆様、応援委員会、吹奏楽部の皆さんありがとうございした。
このまま予定通り日程が進行すれば、7月15日に市立習志野高等学校との試合がZOZOマリンスタジアムの第1試合に予定されていますので、応援のほどよろしくお願います。

SSH特別講義

sshSGHにおいては、昨日、今日と日本政策金融公庫から2名の講師が来てくださり、2年生がビジネスプランの研究の進め方など班ごとにアドバイスをいただいていました。また、SSHにおいては、KEK(高エネルギー加速器研究機構)から本校の卒業生である宍戸寿郎先生にお越しいただきました。先生は、最新宇宙論に触れられ、宇宙の成り立ちに関して、宇宙誕生直後に同じ数だけあったはずの粒子と反粒子が、現在の宇宙ではどうして、粒子ばかり存在するのかという現代物理学の謎に挑むため「CP対称性の破れ」(粒子と反粒子の性質の違い)に関する実験(電子と陽電子を衝突させる)やこの実験を行うための加速器や測定装置についてお話しいただきました。講義の最後には、生徒たちに「どの分野に進んでも、その分野に貢献できるような人になってほしい」と激励の言葉をいただきました。宍戸先生ありがとうございました。

閑話 その7 黄金比

ある人が階段を登ろうとしています。その人は、1歩で登れるのは、最高で2段までとします。つまり、階段を1歩では1段か2段で登れるとします。いま階段が、n段としたら、登り方は何通り(Fn)あるか考えてみましょう。
1段しかない階段なら登り方は1通り (1) しかないので F1=1
2段だと、1段目から1段で登る方法 (1)+1 か、最初から一気に2段で登る (2) かの2通りとなるので F2=2
3段だと、2段目から1段で登る方法  ((1)+1)+1、(2)+1 と1段目から2段で登る方法 (1)+2 の3通りあるので、F3=3
4段だと、3段目から1段で登る方法  (((1)+1)+1)+1、((2)+1)+1、((1)+2)+1 と2段目から2段で登る方法 ((1)+1)+2、(2)+2の5通りなので、F4=5
5段だと、4段目から1段で登る方法 ((((1)+1)+1)+1)+1、(((2)+1)+1)+1、(((1)+2)+1)+1、(((1+1))+2)+1、((2)+2)+1と3段目から2段で登る方法 (((1)+1)+1)+2、((2)+1)+2、((1)+2)+2 の8通りあるので、F5=8 となります。
こうして、可能な登り方の数列 { Fn } は、{1,2,3,5,8、・・・}
となります。
n段の階段の登り方を考えてできた数列の第3項以降の各項 Fn は、その1段前までの登り方 Fn-1 とさらにその1段前までの登り方 Fn-2 との和として表すことができます。
つまり、数列 { Fn } は、F1=1、F2=2、 Fn= Fn-1 + Fn-2  (n≧3)で
帰納的に定義される数列となります。


usagi問1 ここで違う問題を考えてみましょう。ある男が、うさぎの番(つがい)を1対、壁で囲まれた場所に放しました。ウサギの番については、毎月新しい番を生み、生まれた番も次の月から番を生むとします。そしてウサギは死なないとすると1年間に何対のウサギが生まれるでしょうか。

問2 ここで数列 { Fn }を次のようにつくります。まず、F1、F2 を好きな数に決めます。その2つの数で和を作り3番目の数 Fとします。更に、2番目と3番目の数の和を作り4番目の数 F4 とします。この操作を繰り返して20番目くらいまでできたら数列の比 \frac{F_n}{F_{n-1 } } を計算してみてください。$$\lim_{n\to \infty}\frac{F_n}{F_{n-1 } }$$  はどんな値に近づくでしょう。

短時間豪雨

carp1carp2昨日7月9日の14:30からSSHの運営指導委員会が地域交流施設において行われました。その会議が終わるころから雨が降り出し、30分間くらいでしたが雷とともにものすごい雨が降りました。マレーシア、タイ、シンガポールなど東南アジアの国々のスコールのように、道路だったところが、あっという間に川に代わるような、まさにバケツで撒いたような強さと量の雨でした。
この雨で恩恵を受けたとすれば東郷池の水が増えていつになく水がきれいになったことです。普段は泳いでいる姿をはっきり・くっきりとみることができない東郷池の鯉や鮒たちの姿を今日はしっかりととらえることができました。

野球応援練習

ouen01ouen02ouen03ouen04ouen05ouen06ouen07ouen08本日、13:30から気持ちのこもった野球応援の練習が応援委員会と吹奏楽部、野球部員を中心に行われました。ここに参加してくれた生徒の諸君は、ここ一か月、文化祭の準備、自分の部活動、第2回定期考査の準備等あるなか、頑張る友人のために、応援練習を続けてきてくれました。そんな心温かい生徒諸君を見るにつけ、校長として誇りに思います。予定どおり試合が行われれば、7月13日の青葉の森公園野球場の第1試合が本校野球部の初戦です。是非とも皆様、応援のほどよろしくお願いします。

SGH特別授業

1年生はsgh1sgh2sgh3sgh4SGHの課題研究のテーマを決めていくうえで、今後解決してみたいテーマをどのように一つに絞っていくのかが重要になります。本日は、ビジネスプラン作成を参考にして、体験的に学ぶ講座を、日本政策金融公庫 南関東創業支援センター所長でいらっしゃる寺田博史様を講師としてお招きして講義をお願いしました。考える対象を絞って、よいアイデアの出すための方法や、テーマを絞りこむための視点の置き方など
これからの探究活動を進めるうえでとても大切なことを学ぶことができたと思います。暑い中、講師をお引き受けいただいた寺田先生、本当にありがとうございました。