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2024年9月の記事一覧

SSHサイエンスツアー野外実習(内浦山県民の森)

千葉県鴨川市の内浦山県民の森でサイエンスツアー野外実習を実施しました。

 

サイエンスツアーは8月25日(日)~8月27日(火)の2泊3日で実施され、1年生理数科38名・普通科3名、2年生理数科1名の計42名が参加しました。

1日目は佐倉高校から内浦山県民の森まで移動後、斜面林に入り、班ごとに森林調査実習を行いました。1辺が7mのコドラートを作成し、コドラート内の樹木に番号をつけ、位置(座標)、樹種、樹高、胸高直径などを測定しました。また、平らな岩盤でできた川底を観察し、その成因を考察しました。午後は、急斜面を登ってモミ遺存林を観察しました。そこに行かないと見られない実物に触れることは、大変貴重な経験となりました。夕食後の学習会では、森林調査実習の結果を樹冠投影図や植生断面図として、班ごとに模造紙にまとめました。

2日目の午前は地学実習で、奥谷林道を妙法生寺まで歩きながら、林道沿いの露頭で三浦層群天津層の地層観察を行いました。堆積構造や断層を観察・スケッチするとともに、地層の傾斜と露頭の湿り具合の関係などを考察しました。昼食は妙法生寺の境内を利用させていただきました。午後は生物実習で、ブナ科、クスノキ科、ツバキ科、トウダイグサ科などの植物について、葉の特徴を捉えながら観察を行いました。夕食後の地学分野の学習会では、日本列島や千葉県の成り立ちについて学習しました。その後は午後の生物実習をもとにして、葉から植物の種類を判断する「葉っぱテスト」が行われました。

3日目は台風が接近していることを考え、県立中央博物館分館 海の博物館とその周辺で実習を行いました。一人ひとりテーマを決めて博物館の見学を行いましたが、勝浦海中公園展望塔まで足を延ばした生徒もいました。昼食後は海岸に出て、イボニシや海水を用いた実験を行い、ボラの鼻にある黒滝不整合を対岸から観察しました。

台風の接近を考慮し、見学地を変更してのサイエンスツアーとなりましたが、行動中の雨やマダニ・ヤマビルの被害もなく、本物に触れる充実した野外実習となりました。

 

 

 

 

 

 

理数科進学フェア2024~理数科で学ぼう!~

8月24日(土)に高校理数科進学フェア~理数科で学ぼう!~が開催されました。

 

中学校1~3年生やその保護者が対象で、千葉工業大学津田沼キャンパス6号館にて開催されました。

・千葉県内の理数科を設置する公立高校の高校生や教員からの説明と疑問解決

・各高校の楽しい科学実験の体験コーナー

・課題研究のポスター展示

・千葉工業大学実験コーナー

・スーパーサイエンスハイスクール校の説明

など、様々な企画が用意されました。

この日は科学の甲子園ジュニアも同会場で行われていたので、そこに参加していた中学生も進学フェアに来場し、とても活気のあるイベントになりました。

 

詳しくは以下のポスターをご覧ください。

    20240824理数科進学フェア(ポスター・チラシ).pdf