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2022年11月の記事一覧

キラキラ 佐倉アクティブ「ゾムツール(立体図形)講座」第2回

佐倉アクティブ「ゾムツール(立体図形)講座」第2回が開講されました。
 
第1回に続き、東邦大学理学部情報科学科教授の並木誠先生に講師をしていただきました。
1、2年生対象で11月26日(土)に東邦大学で開講され、普通科2名、理数科4名の計6名が参加しました。
ゾムツールとは、棒状のパーツと球状のパーツを組み合わせて立体物を構築する玩具のことです。
キャンパス内を散策し、校舎内ではPC教室や自習スペースを見学させてもらいながら講義教室へ向かいました。
 
講座前半はまずゾムツールを使って四次元立方体(超立方体)の作成実習を行いました。
一次元からだんだん次元を上げていき、紙に書いた三次元立方体のように、
三次元に投射した四次元の立方体を2通り完成させることができました。
次に、ひし形多面体の作成実習を行いました。
ひし形六面体とひし形十二面体は各自で完成させ、
その後2人1組で協力して、ひし形二十面体とひし形三十面体を完成させました。
 
講座後半は半正多面体の作成実習を行いました。
半正多面体とは、面が2種類以上の正多角形からなり、どの頂点も同じ形をしている多面体のことです。
正三角形と正五角形の組み合わせで辺が60本の半正多面体や、
正方形と正六角形と正十角形の組み合わせで辺が180本の半正多面体など、
複数人で協力して複雑な半正多面体を作成することができました。
 
ゾムツールでは作成不可能な半正多面体も存在し、それらはGEOMAGという玩具を使って作成しました。
最後に、今後学校や家でチャレンジするための問題を与えられ、講座が終了しました。
 
「ゾムツール(立体図形)講座」第1回の様子は以下のリンクからご覧ください。
https://cms2.chiba-c.ed.jp/sakura-h/blogs/blog_entries/view/47/53e88d7f58d3b285714595d30d6bcd88?frame_id=212

 
 
 
 

花丸 第25回数理科学コンクール

11月26日(土)~27日(日)に本校生徒が第25回数理科学コンクールに参加しました。

エントリーしたのは普通科12名、理数科3名の計15名です。
数理科学コンクールとは、千葉大学先進科学センター主催で
水の惑星にどんな波が起こるか?丈夫な家に柱は何本必要か?など、
現象を物理や数学を使って解明するコンクールです。
実験や模型作りで試すなど、自由な発想で楽しみながら挑戦していきます。

以前は千葉大学を会場として開催されていて、グループ対抗で
実験器具や書籍がたくさん用意されている規模の大きいコンクールでしたが、
コロナ禍の影響で、自宅に実験キットが送られてきて
2日間かけて各自実験し、分析・考察する形式になっています。
結果は例年3月に発表されていますので、受賞者が出たらまたお知らせをします。

コンクールの詳細については以下のリンクからご覧ください。
https://www.cfs.chiba-u.ac.jp/events/math/index.html

会議・研修 JSEC最終審査会出場

本校生徒の研究作品がJSEC2022最終審査会の出場決定しました。

JSEC2022(第20 回高校生・高専生科学技術チャレンジ)とは、
全国の高校生と、高等専門学校生を対象に、2003年に始まった科学技術の自由研究コンテストです。
幅広い分野から研究作品を募り、専門家による書類審査とプレゼンテーション審査があります。
科学研究について研究成果を検証するだけでなく、研究者の知的好奇心や課題解決能力、
実験・調査の過程における工夫、チームワークやプレゼンテーションスキルなどを総合
的に評価するのが特長です。

今年は全国から339件の研究作品の応募があり、
予備審査(書類審査)を経て100研究作品が一次審査に進出し、
さらに一次審査会議の結果、30研究
作品が最終審査会に出場します。
最終審査会は、12月10日(土)、11日(日)に開催されます。

最終審査会で上位に入賞する8 つの研究作品は、来年5月に米国で開かれる国際大会
「ISEF」(International Science and Engineering Fair/国際学生科学技術フェア)
に、日本代表として出場します。

JSEC2022(第20 回高校生・高専生科学技術チャレンジ)の詳細は以下のリンクからご覧ください。
https://manabu.asahi.com/jsec/

理科・実験 佐倉サイエンス③

1年理数科の佐倉サイエンス第3クールの授業風景です。

佐倉サイエンスの授業は1年理数科40名を10名ずつの4班に分け、
班ごとに物理や化学、生物など、様々な分野に散らばり、毎週受講分野を変えていきます。
2年生から始まる課題研究に向けて、視野を広げることを目的としています。

物理分野は熱湯の中で温度を変化させながらガラス管内の空気の体積を正確に測り、
グラフに記入して近似曲線を描き、絶対零度を推測する実験をしました。
 

化学分野はシュウ酸水溶液に濃度不明の水酸化ナトリウム水溶液で中和滴定を行い、
水酸化ナトリウム水溶液の濃度を調べ、さらにその水酸化ナトリウム水溶液を利用して
クエン酸の分子量を測定する実験を行いました。
 

生物分野はスルメイカの和名の由来、学名、生態、持っている呼吸色素の色などを学習し、
さらにスルメイカの解剖実験を行いました。
 

地学分野は簡易日射計を用いて地表で受ける日射量を測定し、
季節や地球上の場所などの条件を変えたとき、得られるエネルギーがどれくらい変化するか、
宇宙へどれくらい反射しているかなどを考察しました。
 

数学分野は科学雑誌「Newton」の中で、数学の特集が組まれている冊子を集め、
生徒が興味のある分野について読み、文献調査の練習をしました。
 

会議・研修 サイエンス・ダイアログ講座第2回

本日放課後にサイエンス・ダイアログ講座第2回が行われました。

サイエンス・ダイアログとは、日本学術振興会(JSPS)が実施している「外国人特別研究員事業」を活用し、
来日している外国人研究者(フェロー)を講師として招き、自身の研究や出身国に関する講義を
英語で行うことにより、科学への興味・関心を高めるとともに、国際理解を深めるというものです。

講師は東京大学農学生命科学研究科応用生命科学専攻土壌圏科学研究室の先生です。

Iron-reducing bacteria mediate fertility maintenance of paddy soil
(水田土壌における鉄還元細菌による肥沃度の維持)」というテーマで、
普通科・理数科の1・2年生希望者を対象として講演していただきました。

参加生徒の事後アンケートには
「事前学習で専門用語を学んでいたのである程度理解できた。」
「聞き取れたとき、自分の知識と結びついたとき、とても嬉しかった。」
「土壌微生物学はおもしろいと思った。生物の学習意欲が高まった。」
などの意見がありました。

サイエンス・ダイアログについての詳細は以下のリンクから日本学術振興会のホームページでご覧ください。
https://www.jsps.go.jp/j-sdialogue/