SSH活動掲示板

2023年10月の記事一覧

会議・研修 SSH特別講座「気付く・探る・考える」

10月10日(火)、1年生全員を対象にSSH特別講義「気付く・探る・考える」を実施しました。

今年度は、
 千葉工業大学惑星探査研究センター副所長 和田浩二 先生
 (
https://www.perc.it-chiba.ac.jp/members/k-wada/)
をお招きし、火星衛星探査計画「MMX」に関する講義をいただきました。
MMX(Martian Moons eXploration)は、火星衛星フォボスとダイモスを探査し、その表面から岩石を地球に持ち帰るサンプルリターンミッションです。
2024年9月打ち上げ予定です。

火星衛星フォボスは、はやぶさ2が往復したリュウグウなどの小惑星と表面が黒いことが共通していることから、火星に接近した小惑星が重力に捕まって衛星になったと考えられています(捕獲説)。
一方、フォボスとダイモスが火星の赤道面を円軌道で、火星の自転と同じ向きに公転していることから、火星に大きな天体が衝突して破片が宇宙空間にばらまかれ、この破片が集まって衛星になったとも考えられます(天体衝突説)。
どちらの説が正しいのか、持ち帰った火星衛星の岩石を調べることで明らかにし、地球型惑星の形成過程に迫ろうとしています。
 
和田先生からは、はやぶさ2が行った、弾丸をリュウグウに衝突させて人工クレーターをつくる話など、宇宙探査に関する最先端のお話をお聞きしました。
講義後は活発な質疑応答が行われ、充実した時間となりました。

 
 
 

理科・実験 佐倉サイエンス特別講義「課題研究のテーマ設定と研究の進め方」

10月11日(水)の佐倉サイエンスの授業で特別講座が開講されました。
 
理数科の1年生を対象として開講され、講師は
 秀明大学学校教師学部教育研究所 教授 大山光晴 先生
内容は
 課題研究のテーマ設定と研究の進め方
です。
 
講座の前半は以下の3種類の実験を行いました。
① コップの水をザルで受け止める実験
② 色インクを水で広げる実験
③ 折り紙の花が水面で開く実験
 
これらの実験は、大山先生が「水」をテーマにして課題研究を行うと決めて準備したものです。
YouTubeなどで調べれば、実験の様子や解説を見ることはできるが、
重要なことは「まず自分で実験をしてみる」ことだと大山先生は力説していました。
 
後半は実験③について検証するために、大山先生が用意した様々な種類の紙を使い、各自で手法から考え、実験し、考察し、全体発表もしました。
全員異なる実験を行われていましたが、課題研究の進め方を体験・学習する貴重な機会となりました。
この講座で得た経験を生かして、理数科の1年生は12月頃から来年度の課題研究のテーマ設定を行っていきます。
 
 
 
 
 
 
佐倉サイエンスの授業の様子や資料は以下のリンクからご覧ください。

https://cms2.chiba-c.ed.jp/sakura-h/17872fd488f90b7aed8eec4572b51f71/%E4%BD%90%E5%80%89%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9

会議・研修 第17回高校生理科研究発表会

理数科の生徒たちが第17回高校生理科研究発表会に参加しました。

この発表会は9月30日(土)に千葉大学西千葉キャンパスの体育館で開催され、全国から多くの高校生が参加しました。
発表者は午前と午後に分かれ、それぞれ2グループに分かれてコアタイムが設定されるポスターセッション形式でした。

本校からは理数科の2年生全員がポスター発表を行い、理数科の1年生は来年度の発表会をイメージするために見学枠で参加しました。
他校の生徒や教員、大学の先生など、多くの方からの質問を受け、アドバイスをいただき、コミュニケーションをとることで、校内だけでは味わえない刺激を受けました。
2年生は今回の発表会で得たことをもとに、各自の研究の方向修正を行い、次の発表会に向けてより研究を深化させていきます。

 
 
 

本校の課題研究のテーマ一覧は以下のリンクからご覧ください。
https://cms2.chiba-c.ed.jp/sakura-h/17872fd488f90b7aed8eec4572b51f71/%E8%AA%B2%E9%A1%8C%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%83%BBSS%E6%8E%A2%E7%A9%B6