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SSH活動報告
佐倉アクティブ「データサイエンス入門」
8月23日(金)に佐倉アクティブ「データサイエンス入門」が行われました。
この講座は、総合コンサルタント企業アクセンチュア株式会社の社会貢献プロジェクトとNPO法人企業教育研究会、
NPO法人STEM Leadersの運営で開講されました。
参加したのは1・2年生の普通科27名、理数科13名、成田高校の生徒3名の計43名です。
成田高校、県立船橋高校、栄町立栄中学校の教員も講座の見学に来ました。
内容は43名を3つのパークに分け、パークごとにフード・商品・イベントの3つの部門に分かれ、データを分析しながら遊園地の再建計画を練るというものでした。
夏休み直前に事前学習会として、企業の説明や講座の概要の動画を視聴し、事前学習資料を用いて予習を行いました。
さらに、グループ分け・自己紹介・役割分担・パーク名決め・その他コミュニケーションをとり、グループワークしやすい状況を整えていました。
講座の1時間目は復習として講座の概要や伸ばしたい能力などを確認し、個人作業として遊園地の各課題の要因仮説の優先度付けを行いました。
複数の仮説の中から個々に優先度の高い3つを選び、理由も踏まえてグループで共有して5つに絞り込みました。
2時間目は検証方法の設定を行いました。
様々なグラフの特長についてレクチャーを受け、グループで選んだ各仮説に対して2つずつ用意されたグラフのどちらが分析に適しているのか、個々で考え、グループで共有し、分析の材料を揃えました。
この時間の最後にはパークを跨って、同じ部門の班で集まって発表も行いました。
3時間目はデータの読み取りと施策の選択を行いました。
グループごとに分担してグラフの読み取りを行い、ファミリー層・社会人シングル層・学生層など、どの層向けにどのような施策を用意すべきなのかを話し合いました。
ここからはパーク内であれば他の部門と情報共有をしてもよいので、パーク全体としての方向性を定め、売り上げを向上させられるように議論していきました。
4時間目は分析・考察結果を合わせて、パークごとに提案施策を発表しました。
グループごとに発表前の確認や準備を行い、論理的にプレゼンを組み立て、パークの枠を越えて部門ごとに発表を行いました。
客層や客単価、非日常性、レストランやショップの利用率、性別や世代ごとの客が求める要素など、たくさんの項目を客観的に考えた上でプレゼンすることができました。
それぞれの施策について質問する時間も設けられ、着目したポイントや理由についてさらに議論が行われました。
講座の最後にどちらのパークがより売り上げを伸ばすことができたのか、シミュレーションの結果発表があり、どの選択や議論に差が出る要因があったのかも発表されました。
アンケートの結果からは、今回の講座を通して、特に問いを見出す力や、正確に情報を収集する力が身についたことが分かりました。
アクセンチュア株式会社については以下のリンクからご覧ください。