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SSH活動掲示板
2023年1月の記事一覧
SSH箱根サイエンスツアー(1日目)
12月21日(水)~22日(木)の2日間、理数科2年次の生徒が参加するSSH箱根サイエンスツアーが行われました。
このサイエンスツアーは、今年度は中止となったSSH理数科海外研修の代替の活動として実施したものです。
東京~箱根方面の各施設で、専門家の方々の説明を聞き、それぞれの研究分野の最前線を体験することにより,
科学への興味関心を高めることが目的です。
1日目の午前は、国立研究開発法人理化学研究所・横浜キャンパス(以下、理研)と、
日本科学未来館の二手に分かれて見学を行いました。理研の見学ツアーの参加者はさらに二手に分かれ、
生命機能科学研究センターのNMR(核磁気共鳴)装置(写真1,2)または
クライオ電子顕微鏡(写真3)をそれぞれ間近でみることができました。
NMRは、強い磁場の中にある原子が電波をどのように吸収するか(スペクトル)を調べることで、
原子のつながりや分子の形を知る方法です。
クライオ電子顕微鏡法は、タンパク質溶液や細胞を急速凍結させることで電子顕微鏡での観察を可能にした方法で、
近年は画像処理により生体分子の三次元構造を原子レベルの解像度で知ることもできるようになっています。
これらの装置を用いて、発生・成熟・老化のような生命現象すべての解明を目指していることがよくわかりました。
日本科学未来館の二手に分かれて見学を行いました。理研の見学ツアーの参加者はさらに二手に分かれ、
生命機能科学研究センターのNMR(核磁気共鳴)装置(写真1,2)または
クライオ電子顕微鏡(写真3)をそれぞれ間近でみることができました。
NMRは、強い磁場の中にある原子が電波をどのように吸収するか(スペクトル)を調べることで、
原子のつながりや分子の形を知る方法です。
クライオ電子顕微鏡法は、タンパク質溶液や細胞を急速凍結させることで電子顕微鏡での観察を可能にした方法で、
近年は画像処理により生体分子の三次元構造を原子レベルの解像度で知ることもできるようになっています。
これらの装置を用いて、発生・成熟・老化のような生命現象すべての解明を目指していることがよくわかりました。



写真1 写真2 写真3
一方、日本科学未来館では、3階の「未来をつくる」フロアで5班、5階の「世界をさぐる」フロアで5班の
計10班に分かれ、計算機・未来逆算・ニュートリノ・加速器・細胞・人間関係など、
各班のテーマのブースを体験しました。
自然とは何か、デジタルとアナログの違いは何か、それらは連続しているかを考えさせられたり(写真4)、
インターネットにおけるのデータ送信の仕組みを体験したり(写真5)、
たくさんの人間と関わる「社会」の中での人間の性質、人間関係の仕組みを学びました(写真6)。

写真4 写真5 写真6
1日目の午後はJAXA相模原キャンパスへ移動し、宇宙科学探査交流棟で展示解説ツアーに参加しました。
前日までの事前学習で学んだ小惑星探査機「はやぶさ」や小惑星「イトカワ」の解説を改めて聴き、
疑問点のある生徒たちがどんどん質問していき、小惑星探査に関する知識を深めていきました。
ロケットの燃料タンクの材質を体感し(写真8)、
館内の大きな壁に宇宙科学関連の映像を投影する「壁面シアター」も見ることが出来ました。

写真7 写真8 写真9
JAXAから箱根へ向かうバスの中ではブラタモリの箱根温泉や地形の歴史の回のビデオを見ました。
夕方には大観山展望台へ行き、日没時の富士山や芦ノ湖だけでなく、
外輪山やカルデラ、中央火口丘などの地形も観察しました(写真10,11,12)。
このとき気温は1℃しかなかったため、観察と写真撮影だけ行ってすぐバスに戻りました。

写真10 写真11 写真12
宿に着き夕食後、午前中の各班の調査結果報告会が行われました。
バス移動の時間や宿の自由時間を利用して、googleクラスルームで配信した課題レポートに
調査結果や感想、写真を載せて全員提出していたため、
その写真を投影しながら報告会を行うことでスムーズに進行しました。
短い準備時間でしたが、自主的に英語で発表する班もあり、クオリティの高い報告会となりました。
計10班に分かれ、計算機・未来逆算・ニュートリノ・加速器・細胞・人間関係など、
各班のテーマのブースを体験しました。
自然とは何か、デジタルとアナログの違いは何か、それらは連続しているかを考えさせられたり(写真4)、
インターネットにおけるのデータ送信の仕組みを体験したり(写真5)、
たくさんの人間と関わる「社会」の中での人間の性質、人間関係の仕組みを学びました(写真6)。



写真4 写真5 写真6
1日目の午後はJAXA相模原キャンパスへ移動し、宇宙科学探査交流棟で展示解説ツアーに参加しました。
前日までの事前学習で学んだ小惑星探査機「はやぶさ」や小惑星「イトカワ」の解説を改めて聴き、
疑問点のある生徒たちがどんどん質問していき、小惑星探査に関する知識を深めていきました。
ロケットの燃料タンクの材質を体感し(写真8)、
館内の大きな壁に宇宙科学関連の映像を投影する「壁面シアター」も見ることが出来ました。



写真7 写真8 写真9
JAXAから箱根へ向かうバスの中ではブラタモリの箱根温泉や地形の歴史の回のビデオを見ました。
夕方には大観山展望台へ行き、日没時の富士山や芦ノ湖だけでなく、
外輪山やカルデラ、中央火口丘などの地形も観察しました(写真10,11,12)。
このとき気温は1℃しかなかったため、観察と写真撮影だけ行ってすぐバスに戻りました。



写真10 写真11 写真12
宿に着き夕食後、午前中の各班の調査結果報告会が行われました。
バス移動の時間や宿の自由時間を利用して、googleクラスルームで配信した課題レポートに
調査結果や感想、写真を載せて全員提出していたため、
その写真を投影しながら報告会を行うことでスムーズに進行しました。
短い準備時間でしたが、自主的に英語で発表する班もあり、クオリティの高い報告会となりました。
ツアー2日目については後日掲載します。
箱根サイエンスツアー事前学習の様子は以下のリンクからご覧ください。
https://cms2.chiba-c.ed.jp/sakura-h/blogs/blog_entries/view/47/2886ef58c4d7555da4d8e73bef88daf5?frame_id=212