SSH活動掲示板

カテゴリ:佐倉アクティブ

変化アサガオの不思議

平成29年7月26日(水)本校理科館において,国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑の特別企画「伝統の朝顔」の観察会で講師をされている 仁田坂英二博士(九州大学理学研究院)を講師に迎え,アサガオと遺伝子の関係について講義していただきました。1年生11名,2年生2名が受講しました。初めてその姿を目にした生徒はその異形ぶりに驚嘆し,かつて育てた変化アサガオ(おそらく出物)から種子が採取できなかった経験をもつ生徒はその理由に納得したようです。メンデル遺伝の話に始まり、特に奇異な変異を誘発しているトランスポゾン(動く遺伝子)の転移機構についてお話をしていいただき,生物学の奥深さを感じることできました。
 仁田坂先生の爬虫類の単為生殖に関する研究のお話やアサガオの研究は自分がやるしかないと思った子供時代からのアサガオに対する熱意等を伺い,受講者は刺激を受けたようです。

SSH講座「植物の成分を精製してみよう!」


 平成29年7月21日(金)の午後、佐倉市内の株式会社常磐植物化学研究所において「植物の成分を精製してみよう!」をテーマにSSH講座が開催されました。
 1年生16名、2年生2名の計18名が参加し、甘草(カンゾウ)エキスから、その主成分である、グリチルリチン酸を分離し確認する実習、施設見学、ハーブ園研修を行いました。
 グリチルリチン酸の分離実習では、TLCによる分離およびUVライト下での確認実習の他、4%ショ糖水溶液と0.4%グリチルリチン酸水溶液の甘味体験なども行いました。
 ハーブ園研修では、園内で採れた数種類のハーブを使ったハーブティの試飲しながら、オタネニンジン、ウコン、エキナケア、クチナシ、ブルーベリーなどについての講義、園内見学中にはニッコウキスゲの花びらの試食も体験しました。

科学コミュニケーター体験講座


 平成28年8月4日に、お台場の日本科学未来館にて佐倉アクティブ「科学コミュニケーター体験講座」が開かれました。午前中は自由に館内の見学をしながら、科学コミュニケーターさんにインタビューするなど、科学コミュニケーションの方法や重要性に関して理解を深めていました。また、10月3日の未来館での展示解説実習に向けて、展示物の情報収集をしっかりと行っていました。午後は、対話型ワークショップに参加し、エネルギーについてディスカッションを行いました。生徒が主婦や政治家、原発立地地域の住民等、それぞれの立場に立ち、与えられた多くのデータからどのような意見が言えるのか議論をしました。生徒たちは、自分たちの考えをしっかりと練り意見をぶつけながらも、他グループの声にもよく耳を傾け考えていました。最後には、「それぞれの立場の役になったことで、エネルギー問題を身近に感じ、自分の事として考えられるようになった。」「幸せの方向性が変わると見方が変わるが、正解はない。広い視野を持って考えることが大切。」と感想を述べていました。

未来館1未来館2未来館3未来館4未来館5未来館6未来館7未来館8

国内サイエンスツアー

 7月28日(木)~7月30日(土)に群馬県(尾瀬ヶ原他)にて行われました。

サイエンスツアー1サイエンスツアー2
   神流町恐竜センターにて
   この後化石発掘体験と恐竜の足跡見学
   県立ぐんま天文台にて
   国内最大級の反射式望遠鏡を見学
サイエンスツアー3生憎の天候で望遠鏡観望はできなかったが、
簡易分光器を作成し、光の観察方法を学ぶ
サイエンスツアー4サイエンスツアー5
鳩待峠から尾瀬ヶ原をグループごとに観察、夜はその成果をグループでまとめプレゼン

シーボルトが紹介した植物


 平成28年7月23日に、国立歴史民俗博物館くらしの植物苑にて「シーボルトが紹介した植物」と題した講演会に参加し、オランダのライデン大学付属植物園から寄贈された植物などの観察も行いました。講演会では、シーボルトが来日していた当時の植物研究と文化を学びました。生徒からは「シーボルトが植物を調べるときに、生態や性質、見た目だけでなく、日本の文化やその植物の利用方法までも調べているところを知って驚いた。」「物事を多方面から見ることが大切だと感じた。」という感想を述べていました。



シーボルト1シーボルト2