SSH活動掲示板

SSH活動報告

会議・研修 JSEC最終審査会出場

本校生徒の研究作品がJSEC2022最終審査会の出場決定しました。

JSEC2022(第20 回高校生・高専生科学技術チャレンジ)とは、
全国の高校生と、高等専門学校生を対象に、2003年に始まった科学技術の自由研究コンテストです。
幅広い分野から研究作品を募り、専門家による書類審査とプレゼンテーション審査があります。
科学研究について研究成果を検証するだけでなく、研究者の知的好奇心や課題解決能力、
実験・調査の過程における工夫、チームワークやプレゼンテーションスキルなどを総合
的に評価するのが特長です。

今年は全国から339件の研究作品の応募があり、
予備審査(書類審査)を経て100研究作品が一次審査に進出し、
さらに一次審査会議の結果、30研究
作品が最終審査会に出場します。
最終審査会は、12月10日(土)、11日(日)に開催されます。

最終審査会で上位に入賞する8 つの研究作品は、来年5月に米国で開かれる国際大会
「ISEF」(International Science and Engineering Fair/国際学生科学技術フェア)
に、日本代表として出場します。

JSEC2022(第20 回高校生・高専生科学技術チャレンジ)の詳細は以下のリンクからご覧ください。
https://manabu.asahi.com/jsec/

理科・実験 佐倉サイエンス③

1年理数科の佐倉サイエンス第3クールの授業風景です。

佐倉サイエンスの授業は1年理数科40名を10名ずつの4班に分け、
班ごとに物理や化学、生物など、様々な分野に散らばり、毎週受講分野を変えていきます。
2年生から始まる課題研究に向けて、視野を広げることを目的としています。

物理分野は熱湯の中で温度を変化させながらガラス管内の空気の体積を正確に測り、
グラフに記入して近似曲線を描き、絶対零度を推測する実験をしました。
 

化学分野はシュウ酸水溶液に濃度不明の水酸化ナトリウム水溶液で中和滴定を行い、
水酸化ナトリウム水溶液の濃度を調べ、さらにその水酸化ナトリウム水溶液を利用して
クエン酸の分子量を測定する実験を行いました。
 

生物分野はスルメイカの和名の由来、学名、生態、持っている呼吸色素の色などを学習し、
さらにスルメイカの解剖実験を行いました。
 

地学分野は簡易日射計を用いて地表で受ける日射量を測定し、
季節や地球上の場所などの条件を変えたとき、得られるエネルギーがどれくらい変化するか、
宇宙へどれくらい反射しているかなどを考察しました。
 

数学分野は科学雑誌「Newton」の中で、数学の特集が組まれている冊子を集め、
生徒が興味のある分野について読み、文献調査の練習をしました。
 

会議・研修 サイエンス・ダイアログ講座第2回

本日放課後にサイエンス・ダイアログ講座第2回が行われました。

サイエンス・ダイアログとは、日本学術振興会(JSPS)が実施している「外国人特別研究員事業」を活用し、
来日している外国人研究者(フェロー)を講師として招き、自身の研究や出身国に関する講義を
英語で行うことにより、科学への興味・関心を高めるとともに、国際理解を深めるというものです。

講師は東京大学農学生命科学研究科応用生命科学専攻土壌圏科学研究室の先生です。

Iron-reducing bacteria mediate fertility maintenance of paddy soil
(水田土壌における鉄還元細菌による肥沃度の維持)」というテーマで、
普通科・理数科の1・2年生希望者を対象として講演していただきました。

参加生徒の事後アンケートには
「事前学習で専門用語を学んでいたのである程度理解できた。」
「聞き取れたとき、自分の知識と結びついたとき、とても嬉しかった。」
「土壌微生物学はおもしろいと思った。生物の学習意欲が高まった。」
などの意見がありました。

サイエンス・ダイアログについての詳細は以下のリンクから日本学術振興会のホームページでご覧ください。
https://www.jsps.go.jp/j-sdialogue/

 
 

ひらめき 科学の甲子園

11月19日(土)、理数科2年生7名で結成したチームで、第12回科学の甲子園千葉県大会に出場しました。

会場は千葉県総合教育センターで、本校の出場は10年連続10回目です。前日まで、修学旅行で充電・蓄電してきた力を十分に発揮して、筆記競技と実技競技に挑んできました。県内各地から理数を得意とする精鋭が集まる大会で、仲間とともに頭を悩ませたり、他校のアイデアに驚いたりした、充実した1日でした。 

大会の詳細は以下のリンクからご覧ください。
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/gakuryoku/koushien/koushien.html

虫眼鏡 佐倉アクティブ「ゾムツール(立体図形)講座」

佐倉アクティブ「ゾムツール(立体図形)講座」第1回が開講されました。

東邦大学理学部情報科学科教授の並木誠先生に講師をしていただきました。
1、2年生
対象で11月19日(土)に本校多目的室2で開講され、普通科2名、理数科4名の計6名が参加しました。
ゾムツールとは、棒状のパーツと球状のパーツを組み合わせて立体物を構築する玩具のことです。

前半は多面体の数学的性質と展開図に関する講義を受けました。
ひし形だけでできた多面体や、四角形・六角形・八角形の組合せでできた多面体などの存在には驚きましたが、
さらにそれらの多面体の展開図は頭の中では想像しきれない難しいものでした。
多面体から展開図を作るための条件や、展開図に関する未解決問題についても考えさせられました。
その後、回転する多面体の作成実習を行いました。
展開図が描かれた紙を切り貼りしていくと、ある文字列ができあがるように永久に回転させられる立体図形が完成しました

後半はゾムツールを使って多面体の数学的性質について考察しました。
次週行われる講座第2回の準備のために、基本的な多角形や多面体を作成し、
正多面体を切断したときの断面の形状や、
オイラーの多面体定理が成り立っていることを確認しました。

「ゾムツール(立体図形)講座」第2回は11月26日(土)に東邦大学で開講される予定です。

 
 
 
 

バス SSH講座「チバニアンってなんだ?」

11月5日(土)にSSH講座「チバニアンってなんだ?」が開講されました。

学校からバスで粟又の滝付近まで行き、周辺を観察しました。

その後、バスで養老渓谷(旧弘文洞跡)中瀬遊歩道入口まで移動し、
旧弘文洞跡や観音橋側まで徒歩で移動しながら露頭を観察しました。

午後はチバニアンビジターセンターへ行き、ビジターセンターのガイドさんの案内により、
GSSP付近で国本層の露頭を観察しました。

10月24日(月)の放課後にこの講座の事前学習会がが行われており、
生徒たちはその学習会のときに各自作成した粒度表を用いて、砂岩や泥岩の判別を行いました。
講座の事前学習会の様子は以下のリンクからご覧ください。
https://cms2.chiba-c.ed.jp/sakura-h/blogs/blog_entries/view/47/7bff7f7ef8fb6ac469f7e5906d5319cc?frame_id=212
 
 
 

会議・研修 佐倉アクティブ「チバニアンってなんだ?」事前学習

佐倉アクティブ「チバニアンってなんだ?」の事前学習会を行いました。

11月5日(土)に1年生普通科2名、理数科5名、計7名は養老渓谷周辺でフィールドワークを実施予定です。
10月24日(月)の放課後にフィールドワークを行うための事前学習会を行いました。

まずフィールドワークに行くための準備や、チバニアンに関する基礎知識を仕入れるための講義が行われました。
フィールドワークをするエリアは天然記念物に指定されており、採掘することができないため、
石などに触れて指先の感覚だけで砂岩か泥岩かを判別できるように、各自紙やすりを使って粒度表を作成しました。
その後、銚子方面でとれた石に触れ、粒度表と比較して石がどの種類に属しているのか判別し、
その石がとれた地域の特徴について分析をしました。

この講座に参加する生徒は全員SSH国内サイエンスツアー(内浦山野外実習)にも参加しており、
フィールドワークや千葉県の地層に興味を持った生徒たちが集まっています。

 
 

バス SSH通信No.8

SSH通信No.8を発行しました。

内容はSSH国内サイエンスツアー(内浦山野外実習)についてです。
ぜひご覧ください。
 
過去のSSH通信一覧は以下のリンクからご覧ください。
SSH通信No.8

バス SSH国内サイエンスツアー(内浦山野外実習)

10月1日(土)~10月3日(月)に鴨川市の内浦山県民の森へ野外実習に行きました。

参加したのは普通科5名、理数科34名の計39名です。
2年生は本来昨年度の野外実習に参加する予定でしたが、直前の台風の影響で中止になり、
今回念願の野外実習を実施することできました。

1日は斜面林に入り、1辺7mのコドラートを設置して班ごとに樹種,樹高,胸高直径,座標,被度などを測定をしました。
その後、別の山で急斜面を這い登り、道なき道を進んで到達したモミの遺存林を観察しました。

2日は午前中片道約5kmの林道沿いにいくつかある露頭にて地学実習を行い、
地層の詳細な観察から千葉県がどのように出来てきたかを考察しました。
午後は生物実習で、主に植物の同定や鑑別点等について、現物を前に解説を聴きました。
夜は葉っぱテストが行われ、30種程度の植物に関して出題されました。

3日は千葉大海洋バイオシステム研究センターに移動し、特別な許可を得て岩礁に入り実習を行いました。
(漁業権に関しても地元漁協からの許可を得ています)
海岸生物の観察実習,潮汐の様子と原理などを学習しました。