SSH活動掲示板

SSH活動報告

会議・研修 佐倉サイエンス(研究テーマ発表会)

2月1日(水)7限の佐倉サイエンスで課題研究のテーマ発表会を行いました。

発表会を行ったのは理数科1年生です。
今年度佐倉サイエンスの授業で物理・化学・生物・地学・数学の分野の実験・考察等を3回ずつ行い、
様々な分野に触れ、各々研究していきたい分野が定まってきました。
年明けからは来年度の課題研究Ⅰの授業に向けて研究テーマを考えていたので、
今回はそのテーマと、研究の簡単な概要を発表してもらいました。

発表をしてみて出てきた修正点を担当者と相談し、今週中に方向修正をします。
来週の佐倉サイエンスでは今回参加していない教員も参加して、より詳しい研究の概要を発表する予定です。

今年度までのSS課題研究Ⅰの授業は週1時間でしたが、
来年度からはSS探究Ⅰという名称に変わり、週2時間に増えるので、
十分に実験や考察する時間をとることができ、これまで以上に研究を深めることができます。

 

今年度までの理数科の課題研究のテーマ一覧は、以下のリンクからご覧ください。
http://153.127.209.180/cms2_chiba-c/sakura-h/nc2/ssh/%E8%AA%B2%E9%A1%8C%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%81%AE%E5%8F%96%E7%B5%84/

会議・研修 SENEC課題研究発表会

2月1日(水)に行われたSENEC課題研究発表会に参加してきました。

SENEC課題研究発表会とは、SSHコンソーシアム千葉における生徒研究を軸にした
千葉県東部地区理数科設置校及びSSH関係校、合計9校の生徒の交流とともに、
課題研究の成果を共有するための発表会のことです。
県内では数年ぶりの対面式のポスター発表会で、感染症対策をしっかりとした上で行われ、
発表者や観覧者を合わせると数百人の規模となりました。
A0サイズのポスターを会場に貼り、発表するグループと発表を聴きに行くグループに交代で分かれ、
時間の限り発表していく形式で実施されました。

本校からは理数科2年生29名が参加しました。

(クラスの今回参加しない生徒たちはまた別の発表会に参加する予定です。)

発表に対して意見を交換し合い、学校を越えて交流することで、
個々の見識が広がり、プレゼン能力やコミュニケーション能力が向上し、
改めて自分たちの研究内容を見つめ直すことができました。
ALTの先生も参加していて、急遽英語でプレゼンし、英語で質問された班もありましたが、
しっかりと英語で答えることができていました。

3月にもポスター発表会があるので、それまでに今回の反省点を修正し、
より完成度の高い研究、ポスター、発表に仕上げていきます。

 
 

理数科2年生の課題研究のテーマ一覧は、以下のリンクからご覧ください。
http://153.127.209.180/cms2_chiba-c/sakura-h/nc2/ssh/%E8%AA%B2%E9%A1%8C%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%81%AE%E5%8F%96%E7%B5%84/

会議・研修 学びの発表会

1月31日(火)の午後、学年ごとに学びの発表会が行われました。

学びの発表会とは、1年間の課題研究の成果を学年ごとにクラスを越えて報告し合う会です。
1学年は普通科73班の発表を10会場に分け、
2学年は普通科72班・理数科20班の発表を12会場に分けて行いました。
発表時間は8分厳守で、その後1分のシンキングタイム、7分の質疑応答、
4分でコメントシートの記入と発表班入れ替えという形式です。

下の写真は理数科2年生が発表をしている様子です。
内容は
「酸性の溶液による消臭効果」(写真①)
「改良型パイクリートの考案と作製」(写真②)
「バラ曲線の弧長」(写真③)
「流固体の流れる量と角度の関係」(写真④)
です。
これらはほんの一部で、他にも多くの班が発表しています。

 
        写真①                  写真②
 
        写真③                  写真④

今後は発表会の反省を生かし、スライドや発表の修正をして、
来週の学年も越えて同様に発表をする課題研究発表会に備えます。

理数科2年生の課題研究のテーマ一覧は、以下のリンクからご覧ください。
http://153.127.209.180/cms2_chiba-c/sakura-h/nc2/ssh/%E8%AA%B2%E9%A1%8C%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%81%AE%E5%8F%96%E7%B5%84/

会議・研修 小学生に探究活動の発表会

1月26日(木)に普通科1・2年生が小学生向けに探究活動についての発表会を行いました。

来校したのは柏市立土小学校の6年生が60名です。
本校の学思館(セミナーハウス)で実施しました。
30名ずつ2グループに分け、各部屋で普通科1・2年生が2班ずつ発表し、
その中で「成田山の算額」について研究している班も発表しました。

算額とは何か、どのようにして庶民に算額の文化が広まったのかを伝え、実際の算額の写真を見せました。
算額は古い言葉で書いてあり、小学生には読むことすら難しい内容です。
この班では事前に小学生向けの図形の問題を算額風に作成していたので、その問題を小学生に挑戦してもらいました。
小学生はとても意欲があり、用意していた問題だけでは足りず、
「もっと問題をください!」とコメントをくれた子もいました。

この班は難易度を分けていくつも作問しているため、2月7日(火)の課題研究発表会では
高校生向けの難しい図形の問題を使って発表する予定です。

 
 

算額の探究班の過去の活動については、以下のリンクからご覧ください。
算額の世界(成田山新勝寺・霊光館での活動)
https://cms2.chiba-c.ed.jp/sakura-h/blogs/blog_entries/view/47/8ffc24d0098344a1ba4b7b952d17bf86?frame_id=212
算額の世界(天元術)
https://cms2.chiba-c.ed.jp/sakura-h/blogs/blog_entries/view/47/cfccb40e3513bc0492a798e72ae84a03?frame_id=212

会議・研修 SENEC課題研究発表会準備

来週行われるSENEC課題研究発表会の準備をしています。

SENEC課題研究発表会とは、SSHコンソーシアム千葉における生徒研究を軸にした
千葉県東部地区理数科設置校及びSSH関係校、合計9校の生徒の交流とともに、
課題研究の成果を共有するための発表会のことです。
A0サイズのポスターを会場に貼り、発表するグループと発表を聴きに行くグループに交代で分かれ、
時間の限り発表していく形式で実施されます。

発表会は2月1日(水)に行われ、本校からは理数科2年生29名が参加します。
クラスの今回参加しない生徒たちはまた別の発表会に参加する予定です。

現在発表会の準備のため、各班の発表資料をポスターにまとめ、印刷をしています。
見やすいポスターを作成するために理科や数学、情報の教員にアドバイスを求め、順調に準備が進んでいます。

 

情報処理・パソコン 情報オリンピック女性部門本選

1月22日(日)に本校生徒2名が情報オリンピック女性部門の本選に参加しました。



日本情報オリンピックとは高等学校2年生までの競技プログラマー日本一を決める大会で、
今回の女性部門本選はヨーロッパ女子情報オリンピックへ派遣する日本代表選手選考会も兼ねています。
競技はオンラインで実施され、予選はC・Java・Python・Rubyなど、様々な言語が対応していますが、
本選以降はC++のみ使用可能となっています。

本校からは1年生の川瀬瑠音さんと宗政花欧里さんが本選に参加しました。
本選は6問を4時間かけて解き、600点満点で採点されます。
宗政花欧里さんは規定の点数に達したため、敢闘賞を受賞しました。
2名は来年度も参加するため、また1年間対策を進めていきます。

日本情報オリンピック第3回女性部門本選の概要は以下のリンクからご覧ください。
https://www.ioi-jp.org/joig/2022/index.html

その他情報オリンピック関連の情報は以下のリンクからご覧ください。
https://www.ioi-jp.org/

出張・旅行 SSH通信No.13

SSH通信No.13を発行しました。

内容はSSH箱根サイエンスツアー(2日目)についてです。
下の画像をクリックすると見ることができます。
ぜひご覧ください。



過去のSSH通信一覧は以下のリンクからご覧ください。

SSH通信No.13

動物 サイエンス・ダイアログ講座第3回

1月19日(木)の放課後にサイエンス・ダイアログ講座第3回が行われました。

サイエンス・ダイアログとは、日本学術振興会(JSPS)が実施している「外国人特別研究員事業」を活用し、
来日している外国人研究者(フェロー)を講師として招き、自身の研究や出身国に関する講義を
英語で行うことにより、科学への興味・関心を高めるとともに、国際理解を深めるというものです。

講師は東京大学大学院理学系研究科化学専攻生物有機教室の先生です。

「Travelling with Science and Reprogramming the Code of Life

 (科学とともに旅をし、生命のコードをリプラミングする)」というテーマで、

普通科・理数科の1・2年生希望者を対象として講演していただきました。

今回の先生は出身国フランスにて化学に興味をもち、
その後薬学、バイオサイエンスへと研究分野を広げてこられたそうです。
その際にフィンランド、スイス、スウェーデン、そして日本へと渡り歩いてきたとのことでした。


参加生徒の事後アンケートには

「化学を研究する良さを経験をもとにして話してくださり、海外で働きたいという気持ちが高まった。」

「先生の来歴が面白く、刺激になった。」

「英語で話すことを恐れなくても良いといってくれて勇気が出た。」

などの意見がありました。


とても高度な内容でしたが、最先端の研究を知ることができ、
積極的に質問し、英語によるコミュニケーション能力を向上させることができました。

 
 

サイエンス・ダイアログについての詳細は以下のリンクから日本学術振興会のホームページでご覧ください。
https://www.jsps.go.jp/j-sdialogue/

情報処理・パソコン 日本情報オリンピック2022/2023

本校生徒が今年度の日本情報オリンピックの本選に出場します。
また、本校が第22回日本情報オリンピックの指定校に認定されました。



日本情報オリンピックとは高等学校2年生までの競技プログラマー日本一を決める大会で、
国際情報オリンピック2023ハンガリー大会へ派遣する日本代表選手選考会も兼ねています。
競技はオンラインで実施され、予選はC・Java・Python・Rubyなど、様々な言語が対応していますが、
本選以降はC++のみ使用可能となっています。

2年生の杉本一樹くんは昨年9月から11月までの1次予選、12月の2次予選を通過し、
2月12日(日)に行われる本選に出場します。
第22回日本情報オリンピック本選出場者一覧は以下のリンクからご覧ください。
https://www.ioi-jp.org/joi/2022/2023-joi-ho-list.html

予選は女性部門本選の選考も兼ねており、
1年生の川瀬瑠音さんと宗政花欧里さんは1月22日(日)に行われる女性部門の本選に出場します。
日本情報オリンピック第3回女性部門本選出場者一覧は以下のリンクからご覧ください。
https://www.ioi-jp.org/joig/2022/2023-joig-ho-list.html

また、第22回日本情報オリンピックの指定校の要件に達しましたので、
本校は今年度の指定校として認定されました。
第22回日本情報オリンピックの指定校一覧は以下のリンクからご覧ください。
https://www.ioi-jp.org/joi/2022/shiteikou.html

その他情報オリンピック関連の情報は以下のリンクからご覧ください。
https://www.ioi-jp.org/ 

出張・旅行 SSH通信No.12

SSH通信No.12を発行しました。

内容はSSH箱根サイエンスツアー(1日目)についてです。
下の画像をクリックすると見ることができます。
ぜひご覧ください。



過去のSSH通信一覧は以下のリンクからご覧ください。

SSH通信No.12

出張・旅行 SSH箱根サイエンスツアー(2日目)

12月21日(水)~22日(木)の2日間、理数科2年次の生徒が参加するSSH箱根サイエンスツアーが行われました。

このサイエンスツアーは、今年度は中止となったSSH理数科海外研修の代替の活動として実施したものです。
東京~箱根方面の各施設で、専門家の方々の説明を聞き、それぞれの研究分野の最前線を体験することにより,
科学への興味関心を高めることが目的です。

 
2日目の午前は大涌谷と箱根ジオミュージアムに行きました。
悪天候により、大涌谷は視界が悪く見学しづらい状況だったので、
学芸員さんの解説を聴き、近場の見下ろせる範囲だけの観察だけしてジオミュージアムに戻りました。
ジオミュージアム内では箱根の火山の歴史や地形の成り立ちの解説を聴き、
硫黄の観察や箱根付近の地形のジオラマの観察を行いました(写真1,2)。

  
      写真1              写真2               写真3

箱根から東京へ向かう途中で山伏峠展望台に寄り、中央火口丘や流れ出た溶岩がつくる地形を観察する予定でしたが、
悪天候により視界が悪く、何も観察が出来ない状態だったため、バスから降りることは断念しました。

2日目の午後は東京理科大学神楽坂キャンパスへ行き、2班に分かれ、
近代科学資料館の見学と数学体験館で体験活動を行いました。
近代科学資料館では、東京理科大学の創設から140年の沿革や近代の科学史年表、

江戸~明治時代の文献、エジソンの蓄音機などが展示されており、
解説を聴いた後、各々興味のある展示を見学しました(写真4)。
今年度の企画のノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智先生の「大村智記念展示室」も見学することが出来ました。

数学体験館では、中学・高校の数学の授業で学ぶ内容を実験し、
五感で体験して納得することのできる教具・教材に触れることが出来ます。
この施設をつくったのは東京理科大学栄誉教授で数学者の秋山仁先生です。
事前学習で放物線や楕円の焦点について学んでいたので、
「パラボラアンテナ」や「楕円型ビリヤード」でボールが焦点に集まることを体感することが出来ました(写真5)。
また、理数科2年生は現在SS数学Ⅱの授業で数学B「確率分布と統計的な推測」の分野を学習しており、
「二項分布パチンコ」で二項分布の仕組みを理解することが出来ました。
他にも多数の教具がフロア中に置いてあり、生徒は時間いっぱい熱中して実験を行っていました(写真6)。

  
      写真4              写真5               写真6
 

箱根サイエンスツアー事前学習の様子は以下のリンクからご覧ください。
https://cms2.chiba-c.ed.jp/sakura-h/blogs/blog_entries/view/47/2886ef58c4d7555da4d8e73bef88daf5?frame_id=212

箱根サイエンスツアー(1日目)の様子は以下のリンクからご覧ください。
https://cms2.chiba-c.ed.jp/sakura-h/blogs/blog_entries/view/47/f08fd8feb0d3df4285a6b700479a879e?frame_id=212

出張・旅行 SSH箱根サイエンスツアー(1日目)

12月21日(水)~22日(木)の2日間、理数科2年次の生徒が参加するSSH箱根サイエンスツアーが行われました。

このサイエンスツアーは、今年度は中止となったSSH理数科海外研修の代替の活動として実施したものです。
東京~箱根方面の各施設で、専門家の方々の説明を聞き、それぞれの研究分野の最前線を体験することにより,
科学への興味関心を高めることが目的です。

 
1日目の午前は、国立研究開発法人理化学研究所・横浜キャンパス(以下、理研)と、
日本科学未来館の二手に分かれて見学を行いました。理研の見学ツアーの参加者はさらに二手に分かれ、
生命機能科学研究センターのNMR(核磁気共鳴)装置(写真1,2)または
クライオ電子顕微鏡(写真3)をそれぞれ間近でみることができました。
NMRは、強い磁場の中にある原子が電波をどのように吸収するか(スペクトル)を調べることで、
原子のつながりや分子の形を知る方法です。
クライオ電子顕微鏡法は、タンパク質溶液や細胞を急速凍結させることで電子顕微鏡での観察を可能にした方法で、
近年は画像処理により生体分子の三次元構造を原子レベルの解像度で知ることもできるようになっています。
これらの装置を用いて、発生・成熟・老化のような生命現象すべての解明を目指していることがよくわかりました。

  
      写真1                写真2               写真3

一方、日本科学未来館では、3階の「未来をつくる」フロアで5班、5階の「世界をさぐる」フロアで5班の
計10班に分かれ、計算機・未来逆算・ニュートリノ・加速器・細胞・人間関係など、
各班のテーマのブースを体験しました。
自然とは何か、デジタルとアナログの違いは何か、それらは連続しているかを考えさせられたり(写真4)、
インターネットにおけるのデータ送信の仕組みを体験したり(写真5)、
たくさんの人間と関わる「社会」の中での人間の性質、人間関係の仕組みを学びました(写真6)。

  
      写真4                写真5                写真6

1日目の午後はJAXA相模原キャンパスへ移動し、宇宙科学探査交流棟で展示解説ツアーに参加しました。
前日までの事前学習で学んだ小惑星探査機「はやぶさ」や小惑星「イトカワ」の解説を改めて聴き、
疑問点のある生徒たちがどんどん質問していき、小惑星探査に関する知識を深めていきました。
ロケットの燃料タンクの材質を体感し(写真8)、
館内の大きな壁に宇宙科学関連の映像を投影する「壁面シアター」も見ることが出来ました。

  
      写真7                写真8                写真9

JAXAから箱根へ向かうバスの中ではブラタモリの箱根温泉や地形の歴史の回のビデオを見ました。
夕方には大観山展望台へ行き、日没時の富士山や芦ノ湖だけでなく、
外輪山やカルデラ、中央火口丘などの地形も観察しました(写真10,11,12)。
このとき気温は1℃しかなかったため、観察と写真撮影だけ行ってすぐバスに戻りました。

  
      写真10             写真11             写真12

宿に着き夕食後、午前中の各班の調査結果報告会が行われました。
バス移動の時間や宿の自由時間を利用して、googleクラスルームで配信した課題レポートに
調査結果や感想、写真を載せて全員提出していたため、
その写真を投影しながら報告会を行うことでスムーズに進行しました。

短い準備時間でしたが、自主的に英語で発表する班もあり、クオリティの高い報告会となりました。

ツアー2日目については後日掲載します。

箱根サイエンスツアー事前学習の様子は以下のリンクからご覧ください。
https://cms2.chiba-c.ed.jp/sakura-h/blogs/blog_entries/view/47/2886ef58c4d7555da4d8e73bef88daf5?frame_id=212

理科・実験 SSH有機化学実験講座

12月24日(土)、25日(日)の2日間、東邦大学理学部においてSSH有機化学実験講座が開催され、2年生2名、1年生7名の計9名(普通科3名、理数科6名)が参加しました。
講座では、解熱鎮痛剤でありアスピリンの名で知られているアセチルサリチル酸の合成を行いました。その後、合成した化合物を精製し融点測定や塩化鉄(Ⅲ)水溶液との呈色反応を行い、赤外線吸収スペクトル分析法(IR)・核磁気共鳴スペクトル分析法(NMR)・質量分析法(MS)の3種類の機器分析により、各自が合成した化合物の同定を行うという一連の化学的手法を体験しました。
また、コンピュータ上で原料であるサリチル酸と無水酢酸、合成物であるアセチルサリチル酸について分子モデリングを行い、機器分析の結果との比較も行いました。その結果、参加者全員がアスピリンを無事合成できたことが確認できました。  
  
  
  

会議・研修 SSH「箱根サイエンスツアー」事前学習

明日からの箱根方面サイエンスツアーに向けて、教科横断型で事前学習を行いました。

サイエンスツアーに参加するのは2年生理数科39名です。
様々な研究施設の見学や、展望台からの火山の観察などを行う予定です。

1日目は日本未来科学館と理化学研究所横浜キャンパスへ行き、班ごとに異なる内容の見学を行う予定です。
事前学習として、物理の授業で複数回にわたって液体窒素を使った実験を行い、超伝導体を観察し、
それらが理化学研究所のNMR研究に活かされていることを学習しました。
また、JAXAの相模原キャンパスに行き、宇宙科学探査交流棟の見学もする予定なので、
事前学習として12月19日(月)に、小惑星探査機はやぶさについての資料映像を見ました。

2日目は東京理科大学神楽坂キャンパスの数学体験館に行く予定なので、
事前学習として12月19日(月)の数学の授業で「楕円」について学習しました。
さらに、本日の数学の授業には地学の教員も参加して、「楕円」とのつながりがあり、
宇宙科学にも関連している「ケプラーの法則」や「地球スイングバイ」について教科横断型で学習しました。
数学体験館には楕円形のビリヤード台があるようなので、
壁(地球の位置)からの跳ね返り軌道の観察を繰り返し、焦点(太陽の位置)を特定してきます。

 
 

お知らせ 英語による科学研究発表会

理数科の2年生が英語による科学研究発表会に参加しました。

12月17日(土)に水戸で開催され、理数科の2年生3名が参加しました。
この発表会は毎年開催されており、茨城県やその周辺の県のSSH校が集まって発表をします。

午前中に大ホールでスライド発表を使った口頭発表が行われ、午後にポスター発表が行われました。
発表件数は口頭発表が9校13件、ポスター発表が12校38件でした。
発表だけでなく、質疑応答も英語で行われます。
発表テーマは
「Non-slip material made from eggplant skin(ナスが織りなす滑り止め)
「Making new speakers using dolphin melon mechanism!(イルカスピーカーをつくる!!)」
「Comparing strength of tessellations(平面充填の強度の比較)」
でした。
発表会やその準備を通して、研究内容を深化させ、
英語によるプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を向上させることができました。

 
 

ひらめき 算額の世界(天元術)

SSH講座「算額の世界(天元術)」を開講しました。

12月13日(火)の放課後に開講し、和算について研究している1年普通科7名が参加しました。
「天元術」とは鎌倉時代に中国から伝わり、江戸時代に一般に普及したもので、
算木と算盤という道具を使って、足し算やかけ算だけでなく、高次方程式なども解くこともできる算術のことです。

TA(ティーチングアシスタント)の千葉大学教育学部学校教員養成課程4年の三橋可奈さんは
現在、大学で和算に関して研究しているので、まず和算の歴史的背景や「天元術」について講義をしてもらいました。
西洋数学との違いや、和算が発展した要因となる「遺題継承」について熱く語ってもらいました。
「天元術」を使った問題の資料も見せてもらい、昔の人々が8次方程式を解いていたことに驚きました。

その後紙製の算木と算盤を使って2次方程式を解く演習を行いました。
生徒も教員も理解が出来ない手順が1つありましたが、
そこは慣れた人が何手も先読みして予測しなければならない手順だと知り、
江戸時代の人々の計算能力の高さに驚愕しました。

TAの三橋さんには今後も継続して指導に関わってもらう予定です。

 
 

算額の過去の探究の様子は以下のリンクからご覧ください。
https://cms2.chiba-c.ed.jp/sakura-h/blogs/blog_entries/view/47/8ffc24d0098344a1ba4b7b952d17bf86?frame_id=212

ひらめき SSH通信No.11

SSH通信No.11を発行しました。

内容は佐倉アクティブ「ゾムツール(立体図形)講座」についてです。
下の画像をクリックすると見ることができます。
ぜひご覧ください。



過去のSSH通信一覧は以下のリンクからご覧ください。

SSH通信No.11

会議・研修 SSH通信No.10

SSH通信No.10を発行しました。

内容は佐倉アクティブ「チバニアンってなんだ?」についてです。
下の画像をクリックすると見ることができます。
ぜひご覧ください。



過去のSSH通信一覧は以下のリンクからご覧ください。

SSH通信No.10

キラキラ 佐倉アクティブ「ゾムツール(立体図形)講座」第2回

佐倉アクティブ「ゾムツール(立体図形)講座」第2回が開講されました。
 
第1回に続き、東邦大学理学部情報科学科教授の並木誠先生に講師をしていただきました。
1、2年生対象で11月26日(土)に東邦大学で開講され、普通科2名、理数科4名の計6名が参加しました。
ゾムツールとは、棒状のパーツと球状のパーツを組み合わせて立体物を構築する玩具のことです。
キャンパス内を散策し、校舎内ではPC教室や自習スペースを見学させてもらいながら講義教室へ向かいました。
 
講座前半はまずゾムツールを使って四次元立方体(超立方体)の作成実習を行いました。
一次元からだんだん次元を上げていき、紙に書いた三次元立方体のように、
三次元に投射した四次元の立方体を2通り完成させることができました。
次に、ひし形多面体の作成実習を行いました。
ひし形六面体とひし形十二面体は各自で完成させ、
その後2人1組で協力して、ひし形二十面体とひし形三十面体を完成させました。
 
講座後半は半正多面体の作成実習を行いました。
半正多面体とは、面が2種類以上の正多角形からなり、どの頂点も同じ形をしている多面体のことです。
正三角形と正五角形の組み合わせで辺が60本の半正多面体や、
正方形と正六角形と正十角形の組み合わせで辺が180本の半正多面体など、
複数人で協力して複雑な半正多面体を作成することができました。
 
ゾムツールでは作成不可能な半正多面体も存在し、それらはGEOMAGという玩具を使って作成しました。
最後に、今後学校や家でチャレンジするための問題を与えられ、講座が終了しました。
 
「ゾムツール(立体図形)講座」第1回の様子は以下のリンクからご覧ください。
https://cms2.chiba-c.ed.jp/sakura-h/blogs/blog_entries/view/47/53e88d7f58d3b285714595d30d6bcd88?frame_id=212

 
 
 
 

花丸 第25回数理科学コンクール

11月26日(土)~27日(日)に本校生徒が第25回数理科学コンクールに参加しました。

エントリーしたのは普通科12名、理数科3名の計15名です。
数理科学コンクールとは、千葉大学先進科学センター主催で
水の惑星にどんな波が起こるか?丈夫な家に柱は何本必要か?など、
現象を物理や数学を使って解明するコンクールです。
実験や模型作りで試すなど、自由な発想で楽しみながら挑戦していきます。

以前は千葉大学を会場として開催されていて、グループ対抗で
実験器具や書籍がたくさん用意されている規模の大きいコンクールでしたが、
コロナ禍の影響で、自宅に実験キットが送られてきて
2日間かけて各自実験し、分析・考察する形式になっています。
結果は例年3月に発表されていますので、受賞者が出たらまたお知らせをします。

コンクールの詳細については以下のリンクからご覧ください。
https://www.cfs.chiba-u.ac.jp/events/math/index.html