SSH活動掲示板

SSH活動報告

SSH講座「チバニアンってなんだ?」

8月8日(木)に2年生1名と1年生理数科7名でGSSPに申請中の標準模式地、市原市田淵の露頭に行ってきました。講師は千葉県中央博物館地学研究科の 高橋 直樹 先生です。約77万年前に地磁気が逆転したと言われる証拠となる地層を見学しました。右下写真の白い看板の20㎝上(少し色が変わってへこんでいる様子がわかります)からが「チバニアン」と呼ばれる予定の地層です。(上総層群国本層と呼ばれる地層です)


その後、養老渓谷に場所を移し、梅が瀬層、大田代層、黄和田層を観察したり、地層の調査方法を実習しました。1000mを超える深海に堆積した地層にもかかわらず、木片の化石が発見できました。(右下写真)


最後は別名「養老の滝」でおなじみの「粟又の滝」(写真奥)で1mにも及ぶ火山灰層を観察し、一日の行程を終えました。暑い中ではありましたが、充実した野外実習となりました。

SSH生徒研究発表会 IN 神戸

8/7(水)、8日(木)の2日間、神戸国際展示場にてSSH生徒研究発表会に3年H組の女子2名が「はたらく糖分〜藍染の新還元剤発見!?〜」というタイトルで参加しています。国内からSSH218校、国外から23校参加しており、生徒たちは研究内容に関して、積極的に意見交換をしていました。

徹底探究基礎講座

8月4日(日)に木更津高校を会場として,SSH重点枠(高大接続)の徹底探究基礎講座「画像解析ソフトを用いた天文分野の実習」が行なわれ,本校1年生9名が参加してきました。午前は講義(太陽の表面構造とシュテファン・ボルツマンの法則について、黒点の温度測定の原理)があり、午後の実習は画像解析ソフトMakali`i(マカリ・マカリィ)を使って①太陽面の周辺減光の様子の調査②黒点の温度をマカリの「測光」機能を使って求めるグループ活動③マカリを天文画像以外の解析で活用する探究活動を考える④グループ活動の成果をスライドで発表)といった内容でした。これは県立SSH校の柏高校・長生高校・船橋高校・佐倉高校・木更津高校と千葉大学が「SSH高大接続コンソーシアム」という団体を組んで“グローバルなプロジェクトを牽引する次世代型科学技術系リーダーの創出”を目標に取り組んでいる活動のプログラムの1つです。本校の34名の1年生がこの高大接続プログラムに希望し参加しています。

佐倉アクティブ「東大・小石川植物園で樹木と向き合う」

令和元年7月27日(土)
佐倉アクティブ「東大・小石川植物園で樹木と向き合う」
講師:本校生物科教諭

東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園)に理科好き・植物好きが集まり,植物の徹底的な観察と解説,植物学の楽しさについて語り合いました。水道橋駅を出るやいなや樹木の学習がスタート。数々の街路樹の種名や,バラ科サクラ属の分類鑑別点などを覚えながら,植物学の世界にどっぷり浸る熱い一日が始まりました。園内の柴田記念館では専門職員に歴史などをご講義いただき,有名なメンデルのブドウやニュートンのリンゴ,精子発見のソテツやイチョウといった記念碑的な植栽に触れながら,感慨深く観察しました。最新のAPG分類体系による知見も交えながら,教科書レベルを超えたハイレベルな植物学習を行いましたが,本物を間近で見ながらの学習は参加者にとってたいへん稀有な体験となったことでしょう。昼食は東大本郷キャンパスの食堂でいただき,その後キャンパス内を案内しながら弥生キャンパスにて校舎内を見学,さらに工学部や理学部,薬学部,医学部などを巡りました。喧騒の都心にありながら静寂のひとときを感じる三四郎池の散策,溢れんばかりの蔵書数を誇る生協書店で本を買うなど,植物学と学問の香りに向学心と決意を新たにした一日でした。

第9回千葉サイエンススクールフェスティバル

7月28日(日)に第9回千葉サイエンススクールフェスティバルが千葉工業大学津田沼キャンパスで行われ、科学系部活動(生物部・電気部・化学部)の生徒23名が参加しました。午前の部は、小中学生に向けてブースの運営や、夏休みの自由研究についての相談コーナーを担当しました。午後の部では科学に関するゲームを行い、他校の高校生との交流を深めました。

【午前の部】


生物部(しじみ釣り)              電気部(エレクトラム)













化学部(スライム作り)                                                自由研究の相談ブース













【午後の部】
サイエンスコミュニケーション(限られた材料を使ってどれだけ強度の高い橋を作れるかを競いました。

SS課題研究Ⅱ発表会

7月16日(火)にSS課題研究Ⅱ発表会が行なわれ、生徒たちは限られた時間の中で課題研究の結果をプレゼンテーションソフトを用いて熱心に説明しました。質疑応答も行なわれ活発なやりとりが展開されました。
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SSH講座 「植物の成分を精製してみよう!」

 令和元年7月9日(火)の午後、佐倉市の株式会社常磐植物化学研究所において「植物の成分を精製してみよう!」をテーマにSSH講座が開催されました。1年生17名、2年生7名の計24名が参加し、施設見学、ハーブ園研修、実験実習を行いました。
 施設見学では、原料から製品として出荷されるまでの一連の流れや研究室での製品チェック、製品の管理の様子などを丁寧に説明していただきました。
 ハーブ園では、新設された薔薇コーナーで薔薇の中でも最も香りが良いとされ「薔薇の女王」ともいわれるダマローズの香りをかいだり、天然甘味料として知られ砂糖よりも低カロリーであるステビアの葉の甘さ体験をはじめ、カレーププランツ、ビロードモーズイカ、ニッコウキスゲなどについて触れたり、においを確認したり、味をみたりしながら研修しました。最後に蒸し暑さを和らげるようなマロウ、ニッキ、レモングラス、ペーパーミントで作られた暖かい特性ハーブティーも試飲しました。
 今年の実験実習は、昨年度までとは大きく変わり,ブルーベリーの果実からのアントシアニンの精製を固相抽出法にて行いました。高校では、使う機会がほとんどない器具を使っての実習でしたが、皆、無事に目的とするものを分離精製出来ました。
 午後の4時間ほどの講座でしたが、とても充実した講座になりました。

千葉県課題研究会に参加しました

 平成31年3月16日(土)に千葉工業大学を会場に開催された平成30年度第10回千葉県課題研究会に参加しました。

 午前は、分科会形式での口頭発表、午後はポスター発表でした。本校からは、口頭発表部門の物理、化学、生物、地学、数学の5分野に各1組ずつが参加し、日ごろの課題研究の成果を発表しました。

 また、ポスター発表では、口頭発表の5分野に加え、SGH分野にも参加ました。物理分野に8組、化学分野に2組、生物分野に6組、地学分野に1組、数学分野に1組の18組、SGH分野に3組の計21組が研究の成果を発表しました。SGH分野は、今年度初めて設けられた分野で、本校から参加した3組の1年生は、いずれも丁寧に研究の内容を紹介していました。

東邦大学-韓国国立慶尚大学校 合同シンポジウム

 平成31年2月23日(土)に東邦大学習志野キャンパスで開催された「4th Toho Univ.-GNU Joint Symposium on Advanced Chemical Science」に理数科2年生の2組4名が参加しました。
 当日は、東邦大学および韓国国立慶尚大学校の研究者や大学院生、県内外5校からの高校生とともに、昼食時間以外のコミュニケーションは、ほぼオールイングリッシュという一日を過ごしました。
 高校生は、フラッシュプレゼンテーションとポスター発表で日頃の研究の成果を発表しました。
 その結果、多々良実子さん・山口依子さんがベストポスター賞を受賞しました。「Water Clean Project~How to clean water with Charcoal~」(ウォーター・クリーン計画!~炭を用いた水の浄化~)という研究発表でした。

第7回生徒研究成果合同発表会 The7th Toyama Science Symposium

平成31年2月3日(日)に東京都立戸山高等学校で行われた第7回生徒研究成果合同発表会に参加し、理数科2年生の5チームが発表を行いました。複数の専門家からアドバイスをいただくことができ、今後の研究方針を考えるよい機会となりました。また、理数科1年生も4名見学しました。

(数学)n色問題 ~星形正五角形~(生物)蟻がとう~ギ酸で防カビに挑む~
(生物)ダンゴムシは美食家?
~ダンゴムシの好物についての研究~
 
(生物)ヒトの眼の解像度について(地学)消波ブロックによる砂浜への影響